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悪
そうして僕らはとても重苦しい雰囲気で道場に着いた。煌さんと龍さんは早めに埋めてあげないと可哀想といい、僕の姿を確認してからすぐに向かったため、今はいない。「(雷敏)悪ってなんなんだよ。」そう呟いた。「(水冴)まあ殺しが悪なら俺らも悪…か…」樹さんと僕は黙ってここに座っていることしかできなかった。「(龍)何言ってんだお前ら?悪って言える権利があるやつなんてこの世にいねぇんだわ。お前ら生きてる内に嘘の一回や二回ついたことあるだろ?それもひっくるめて悪だ。俺だって嘘くらい言うさ。人を殺すことだけが悪じゃねぇ。」結局雰囲気は悪いままだったけど何かが軽くなった。
「(煌)龍さん。このままなら彼らは全員死にます。雷敏も水冴も全員です。あの天空の成長度。胴体を切ったら本来そこまで脅威になるはずがない。なのにあれだけ動き元のアジトに加速しながら戻ることができる。」「(龍)なら、俺に良い作戦がある。」「(煌)……それは良い作戦なんですね?本当に」「(龍)さぁな。まあ分断作戦が通じないならそれしかねぇだろ。」




