あの人
2030年とある5人の高校生能力者たちが英雄として名を馳せた。そんな5人は2100年となった今でも隠れて活動しているらしい。高校生で時が止まったかのようにずっと。
僕は今日そんな5人が営む道場に入るのだ。
「お前か?新人ってやつは?」強面の背が高い人が出てきた。「ようこそ。ここは能力者育成専門の道場さ!今となっては珍しくもないが能力者が少なかった時代は重宝されてたもんだよ。」背が低めの男の人も出てきた。「生憎今日は俺含め3人しかいない。あとの2人にはいずれ出会えるだろうがとりあえずよろしくな。」イケメンの男の人が3人目らしい。「で?自己紹介もなしか?偉そうだな」強面な人が言った。「ちょっと龍さん!そんな高圧的にならなくても…」小声で背が小さい人が言った。あと、強面さんは『龍さん』というらしい。「まあどっちみち自己紹介はしてもらおうか」「はい!僕は不人です。無能力者です!」「(龍)無能力者ねぇ。名付け親はだれだ?」「僕は生まれつき親がいなくて…いじめられてた時にヒトじゃないと言われたからフヒトです。」「(チビ)藤原もビックリな漢字だな…」「(イケメン)俺らも自己紹介するか。俺は水冴だ。水と氷を使う。よろしくな」「(チビ)僕は煌。炎や燃焼系の能力だよ。」「(龍)……」
「これからよろしくお願いしまーす!」と深くお辞儀をした
チビと記してありますが、164cm程度でいうほどチビではないです。龍は192cm、水冴は174cm、不人ら168cmくらいの設定です。