第三集:『水水水』
目次
①『水水水』
②『王の望む宝』
③『大きな蕪』
④『その島の名』
『水水水』
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『王の望む宝』
※玳瑁=ウミガメの一種。
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『大きな蕪』
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『その島の名』
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◆本文まとめ
『水水水』
清冽な渓流に漆液漏れ、混濁は浸潤す。
涙の河魚、浮浪の沙汰。
湖の澄浄に沿い泳ぎ滑り落ち、
泡沫に漂い海へ渡る。
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『王の望む宝』
八面玲瓏の王が望むのは、珠玉の珍玩。
瑠璃色の珊瑚一つ。
琥珀色の琵琶一面。
瑪瑙色の珈琲一杯。
琉球産の玳瑁一匹。
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『大きな蕪』
「大きな蕪はカブ一台と、甲虫と鱟と、兜を被る歌舞伎役者と、株主と部下に抜かれたって本当?」
寡聞にして知らず。
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『その島の名』
『え、姫様と僕が耕地の刑?』
流刑先で僕らは必死に、ここが何処かが分からない謎を解く。島の名は『四国』だった。




