豪爵閣下 ~龍の弟子の領地経営~
500年以上の時を生きてきた龍王たちは、食物連鎖の不動の頂点だ。日本でホワイト企業のサラリーマンとして働いていた主人公・五十嵐龍人(イガラシ リュウト)は何の因果か異世界の、それも龍王の中でも古参の嵐の竜王ウィンドブルムの目の前に異世界転移してしまった。幸いにも人間に対して寛容であったウィンドブルムは龍人を弟子として受け入れる。…というのはもう、300年以上も前の話。龍の修行の成果、人知を超えた力を手にした龍人は世界中を巡る旅を100年ほど続けていた。世界巡りに一段落が付いた龍人のもとに、かつて旅のついでに弟子にとったウォンカード王国の王子から手紙が届く。曰く、『王位を継いだためウォンカード王国に定住してはもらえないか』と。豪快でありながらも、どこか浮世離れした龍人の領地経営が始まる。