役立たずスキルと自覚あり。最強パーティから詰め寄られているんです。~お願いだから!オレの話を聞いてくれ!!~
初めての男性主役物。初めてのしっかりファンタジー設定…。直したくなるだろう…!!ですが勢いつけて投稿です!
そこはありふれた酒場の一角で。
エールや、ワインといった一日の疲れをいやす雫を掲げて喉を潤す人々の活気あふれる大声や、今日の反省でもしているのだろう真新しい装備に身を包んだ若者たちが真面目に話をしている姿がいくつかのグループ見える中、だれの注目も浴びない奥まった席の片隅でそのやり取りは今まさに行われていたのだ。
「レセル。俺たちも話合ったんだ。それが、この通達だよ」
程よく鍛えられているのがわかるしなやかな肢体の持ち主は、甘い香りがにおい立つような金色の髪と宝石のような輝きを放つアイスブルーの瞳で、レセル。と呼びかけた人物を物憂げに眇めたまま口を開いた。
「いいかい?もう一度言うからね。…これは、俺たち〈アマネセール〉レセル以外の全員の総意なんだよ」
憐れんでいるかにも見える冷めた瞳は、その色合いだからこそそう感じるのか…。
誰もが惹かれずにはいられない容貌には、色気すら漂うような憂いに満ちていた。
「全員…だって?」
レセルは聞かされたその言葉に呆然と呟くしかできなかった。
長い旅路だった。
幼馴染で、剣の使い手アランはスキルに勇者を与えられた唯一無二の存在。
魔法使いとしてパーティに参加してくれたカレンナは、鮮やかなクリムゾンレッドの髪とすべてを見透かすような金の瞳を持つ妖艶な女性だ。無詠唱のスキルを持ち、また膨大な魔力を秘めた存在でパーティを支えてくれ続けてくれている
古豪の格闘家ザジはオオカミの獣人でフェンリルの血を引くと言われる一族からの出身で、思慮深くパーティを見守ってくれる兄貴分。
神の愛子との二つ名を持つタリアはその幼い顔立ちからは想像もつかないほどの治癒魔法の使い手であり、本来なら王宮仕えの王医となっていてもおかしくないほどの逸材。
最後の一人、賢者ナジェル。
彼の魔法とその知識は多岐にわたりパーティに貢献してきた。紺が混ざったように艶やかな黒髪に神秘的な紫色の瞳を持つの青年は、アランと2人で並び立てば女性の視線を引き付けて離さない美丈夫である。
魔王すら打ち倒すのでは?と噂されるほどに、この〈アマネセール〉といったパーティは新進気鋭と言われた注目度の最高に高いパーティへと成長したのだ。
そんな彼らの中にあって、オレ。ことレセルは雑用係。
だからこそ、オレは努力を惜しまなかった。
彼ら、アマネセールが少しでも戦いやすいように。休めるように。
自分で思いつく限りのフォローに徹してきた自負がある。
たしかに、戦いにおいては全くの足手まとい。どころか役立たずより酷い有様だったと自覚がある。
何せ、神卸の義で授かるスキルが人生の大切な用途を決める中で、オレのスキルは全くと言っていいほど戦闘系ではないスキル…。
冒険者を目指すにおいて膝から崩れ落ちるほどの異彩を放つスキルだったからだ。
モンスターのレベルが上がり、比例してパーティのレベルも上がる。
パーティに所属し、分配制をとっているアマネセールにいる限りオレのレベルも当然上がる。
皆がそれぞれに相応しい技や魔法を習得していく。
武器や防具のレベルも上がる。
なのに、オレだけは何も変わらない。
…当然、パーティ内で不満も出てくる頃だろう。
オレにはその自覚があった。
「レセル」
そうアランから声がかかる。
俯いたオレの、床を見つめるしかない視界に特徴のある影が複数移りこんでいた事に、その時初めて気づく。
「全員の…総意なんて…嘘だろ…?嘘だろ?!アランっ!!」
目の前に置かれた封筒に手を当て思わず叫ぶ。
叩きつけるかのようにテーブルへと打ち付けた掌は、凡人でしかない俺には十分に痛みを伴って…。
吠えるように声を上げたオレに向かいアランは再度封筒をオレの掌から抜き取ると、薄く笑いながら
「嘘なもんか、事実だよ。残念だったね、レセル」
とその笑みをさらに深いものに変えて見せたのだった。
■□■□
カンパーイっっ!!と木のカップを盛大にぶつけ合いながらエールが零れるのも気にせず高く掲げる。
「くはーっ!!やっぱりさいっこーだぜっ!!」
「ザジ、うるさい」
コーン!といい音を立て、すべてを飲み干したカップを丸テーブルに置いたザジに、まだ湯気の出ている出来立てほやほやの衣付きチキングリル(唐揚げ)をモリモリ口に収めていたタリアが冷めた目線を向ける。
「あ、おまっ!抱えて食ってんじゃねーよ!1個よこせっ!」
「やだっ!!!」
いつものように始まったザジとタリアのおかずの取り合いに、素早く自分の分だけ取り分けていたカレンナが酸味の強いレモーネの汁を唐揚げに振りかけ。
「ん~!!おいしい~わぁ~」
からのエール、からの白ワイン。カレンナは驚くほどの酒豪だ。
「皆さん、バランスよく食べなさい。野菜。野菜。魚・肉のバランスですよ!」
目の前に盛り付けたプレートに、自身が宣言した通りのバランスで取り分けられた食材を「サラダすら最高です…」と打ち振るえながら素早くフォークを進めるナジェル。
冷たい飲み物は冷たく。暖かいものは飲みやすい温度を保ち、新鮮な野菜が煌めくように盛り付けられたサラダはその瑞々しさを惜しげもなく晒している。
マトマ、チェシャーナ、キュリといったごくありふれた野菜のはずが、手作りされたドレッシングが振りかけられただけで、王様の食卓に用意されるものに引けを取らない一皿となり。
唐揚げのほかにはサイコロステーキにされた牛肉が程よいレアで、リックと胡椒、オリジナルブレンドの香辛料が香ばしく辺りに漂い、周りの席の冒険者たちが「ごくり…」と喉を鳴らしても誰も咎めるはずがない。
「マスター、俺たちにもあれ…」
そんな注文を素気無く、「あ、そりゃ無理だ。俺には作れん!」とマスターの声が響く。
「そんなぁ~」
匂いだけのご馳走に、冒険者達はガクリと肩を落とすしかなかったのであった。。
臭みのないエビはぷりぷりとした噛み応えと鼻腔を擽るリックの香りがたまらない。僅かに利かせた塩分が、つまみにいいと酒飲みたちに大人気。
唐揚げ。もうこの唐揚げといった食べ物は肉でも魚でもなんでもおいしくしてしまう魔法の揚げ物だと信じて疑わない人間もいるほどの大人気メニューである。
トロトロになるまで炒めた飴色タマオンと、香辛料をたっぷり混ぜ込みしっかりとした味を付けた挽肉。
季節のキノコを刻んだ具材を、バターを使って練り上げたパイ生地で包み上げ、溶き卵で艶出ししたミートパイは熱くても冷めても堪らなくおいしい。
塩漬け黒オリビーと風にさらし辛みを程よく抜いたタマオンのスライスをのせ、サモナナ魚の燻製を薄切りにしたものを液に浸して一晩置いたさっぱりとしたマリネは、パンと食べてもお酒のおつまみにしても震えるほどの美味しさしかない。
妖艶な魔女カレンナ・獣拳ザジ・神の愛し子タリア・叡智を綴る賢者ナジェル。そして勇者アラン。
5人が付いたテーブルに湯気を立てた料理の数々が所狭しと並び、其々思い通りに料理に手を伸ばし平らげていく中、アランの隣の席だけがポツリと1つ空いている。
「なんだ、とうとうあの役立たずを追い出したのか?」
そんな台詞を吐き散らしながら現れたのは,アマネセールの後を追いかける形からなかなか抜け出せないNO2パーティ、シュテルクストのニルゲルだった。
ジロリ、と音が聞こえるほどの勢いでアランがニルゲルを睨みつける。
「おいおい。おっかねなぁ~んな睨むことはないだろう?」
「…お前には関係ないだろう?とっとと失せろ」
相手を容赦なく凍らせる冷たい視線に、ニルゲルは自身の表情が引き攣るのを感じ取ったのだろう。
「なんだよ、冗談!軽い冗談じゃねぇか!」
ごまかし笑いとともに肩をすくめて空いていた席に座ろうとすれば、
「そこに座るな」とアランに制される。
「そこはレセルの席だ。お前が座るな」
「いねえ奴なんかいいじゃねぇか」
「…座るな。分かんないか?言葉の意味が」
アランだけではない。
カレンナ・ザジ・タリアに冷静なナジェルまでが射殺す視線でとらえている事実に、ニルゲルは全身の血が下がるのを感じ取っていた。
「わ…わかった!!俺が悪かったよ!!だからそう睨むなって!!」
ガタリと音を上げ椅子から離れると、漸く空気が変わる。
「なんなんだよてんまったくよぅ…」
ごまかすように呟きながら側を離れるニルゲルとすれ違うようにアランたちの席に1つの影が向かう。
「どうした?揉め事か?」
頭を搔きながら遠ざかっていくニルゲルを視線で追いながらレセルが気遣わせ気に仲間たちに声をかけると
「何でもないよ、虫がうるさかったから捻り潰そうとしただけ!」
「そうそう!」
タリアとザジが笑顔でレセルに答えると、「そうか?最近寒いのにまだ虫がいるんだな」と辺りを見渡しながら他に虫がいないかを探るようにレセルが呟いて見せた。
「大丈夫よ~レーちゃん、虫なんか私が最大級の火炎魔法で焼き尽くしてあ・げ・る」
パチリ、と音がしそうなウインクを投げかけながらカレンナがレセルに話しかければ、
「あほですか。獄炎魔法なんか使用したらレセル君まで熱いかもしれないでしょう?虫の始末は私が極・時限魔法で生まれる前から消滅させるので何の心配もいりませんから」
モノクルをクイクイ指で押し上げながらナジェルが思い切りどや顔を決めてくる。
ニルゲルは、己の背中に冷たい汗が噴き出したのを本能で感じたのか、蒼褪めた顔のままその場に、仲間が探しに来るまでの間酒場の片隅で立ち尽くしていたらしい…。
大げさだなぁと笑いながらテーブルの上に新しい皿を並べていたレセルは、「ほら、これがいいんだろ?」とアランの目の前に黄色の大きな物体をことりと音を立てて置いて見せた。
「最後で悪かったな、暖かいとうまく切れないからさ」と言われたそれに、アランの相好が見事に崩れる。
「やった!!厚焼き玉子だっ!!」
キラキラと輝いて見えるほどに美しいそれは、たっぷりの卵と干し魚から取られた『出汁』を使用した、層焼された卵の焼き物だった。
口に含めば驚くほどに滑らかで、卵の柔らかい風味と出汁の旨味がじゅわり…と口の中いっぱいに広がり、なんとも幸せな気持ちにさせてくれるアランの幼い頃からの大好物。
「くれ!」「ちょーだいっ!!」「うふふありがとっ」「あ、端っこ下さい」と仲間たちの声が飛び交う。
「やだ」
抱き寄せるように卵焼きの皿を引き寄せるアランに盛大なブーイングが起こり、卵焼きを巡る壮大な戦いが始まりかける。
「ほらほら、まだあるから!」
いつの間に新しい皿を用意したのだろうかレセルはもう2皿ほどをテーブルに用意し、その他にも空いた皿の片付け、テーブルをきれいに整理しタリアの食べこぼしを綺麗にふき取り、ザジの食べ残し(主に肉や魚の骨)を片付けるとカレンナに程よく温めた東国の透明な酒を勧め、ナイジェルに卸したコンダーイの実を卵焼きと一緒(きちんと両端を盛り付けて)手渡して見せる。
また、騒がしくしてしまった事をマスターに詫び、ほかの客にも唐揚げの皿を渡すなどの気遣いを忘れないレセルだった。
■□■□
朝起きれば、見慣れた天井がレセルの視界に入り込んでくる。
溜息をつきながら起き上がる。それがレセルのいつもの一日に始まりだった。
パーティの役に立っていない自分。料理と荷物持ち、冒険前の準備くらいにしか役に立てず、それすら役に立っているという名目さえ本当にあるのかとの負い目を感じている自分。
どんどんレベルの上がっていく仲間たちに引っ張られる形で、戦いもせず裏方しか行っていない自分までとんでもない経験値が振り分けられる上、給料まで同じような振り分けで毎月支給されているのがますますもってレセルの良心を苛んでくるのだ。
役に立てない自分・お荷物でしかないのに受け入れてくれる仲間たち…。
ああ…辞めることも許されない自分は何のためにこのパーティに留まっているのだろう。
自分よりも戦力になる別の誰かをパーティに迎えるべきなのに。せめて、もっと役に立つだろうスキルの持ち主に自分のこの居場所を譲るべきなのは自分が一番よくわかっているのに…。
そう隣のベットを見れば、アランが毛布を剝ぎおなかを出して熟睡しているのが見える。
そっと近づき、毛布を掛けなおし部屋を出るのは、みんなの好きな朝食メニューに取り掛かるためだ。
昨日は思ったより肉料理に偏って気がする、よし。今日はさっぱりとしたジジ魚を平たく捌いて天日干しにした物とナーイモン芋の醗酵液漬け。コンダーイの千切りを入れたダイズンの実のスープと温野菜のサラダ。べコベコンをカリッと焼いて…。
そんなことを考えながら廊下を歩いていると、「おはよう~」としどけない衣装のカレンナが寝ぼけ眼で部屋から出てくる。
「おはよう。今朝は寒いからそんな格好だと風邪をひくよ」
そう着ていたその肩に掛ければ、カレンナは年相応(20代前半)のかわいらしい笑顔で「ありがとね~でも大丈夫よ?すぐ部屋に戻るもの」と嬉しそうに上着を引き寄せてから
「何より、あなたが風邪をひいちゃうわ~そんなの、私が私を許せないもの」とレセルの手に戻してくれる。
「うふふ~」
「そう?いまから朝ご飯を用意するから、タリアにも声をかけてもらっていいかな?」
「ええ、もちろん。」
にっこり微笑むカレンナはとてもきれいな笑顔だった。
「うえーい!早いな、レセル!」
すでに一鍛錬終えてきたのだろうザジの良く通る声が響く。
「おはよう」
「はよ!朝飯何?!」
口の端がワクワクと捲れている。
レセルは先ほど考えていたメニューを口にすると、ザジは「うはぁ~!やばいっ!!サイコーっ!!腹減ったっ!けどがっつり食う為に外壁もう一周してくるぜっ!!」と手を振りながら再度飛び出して行ってしまう。
「げ、元気だな…」
そんな苦笑いでザジを見送っていたレセルに、涼やかな声がかかる。
「おはようございます」
「おはよう、ナイジェル」
「食事の支度、いつもありがとうございます。バランスの取れた献立は本当に素晴らしい…」
ふっと微笑んで「手伝えることがあるといいのですが」と申し出てくれる。
が、日常生活の事柄においては少しあれなナイジェルたちに、台所に入る気はないと最初から分かっているレセルはナジェルに洗濯し、ノリがけした個人の洗濯物の配布を手伝ってもらいたいとお願いする。
「もちろんです。お任せください」と何やら呪文を唱え、あっという間にそれぞれの部屋に転移してくれた。
「ナジェルは凄いなぁ。…皆、すごいんだけど…」
思わずぼそりと呟けば、ナジェルはオラクルを指で押し上げながらこう言うのだ。
「このパーティに、すごくない者などおりませんよ」
『俺以外はね…』
そんな言葉を飲み込んで、ナジェルに再度礼を言うとレセルは台所へと足を向ける。
その後姿を、複数の目が見つめていることにも気づかないまま…。
「ねぇ…レセルって本当自分の価値に気づいてないの?」
カレンナの問いに、アランは深く頷く。
「レセルがいなければ、このパーティは全く纏まりのないすちゃらかパーティよね?」
「すちゃらか…」
モノクルナイジェルがぼそりと呟く。
「ふがっ!」
お子様タリアはいまだ夢の中である。
「レセルのおかげで、俺たちは今日ここまで来れて、これから先も冒険を続けて行くんだよ」
アランは力強くそう口にし、まだ外周から戻らないザジも勿論そのつもりであり、タリアも当たり前のようにその気持ちは変わらないと知っている3人は顔を見合わせ大きく頷きあう。
「とにかく、あの定期的に来る『パーティ抜けます月間』は、今回も何とかしのいだと思う!」
「なんだってあんなに気にするんでしょうねぇ…私たちの誰も、レセルが邪魔だなんて口が裂けて全身が爆発したって言うわけがないのに…」
ナジェルが溜息を鼻から吐き出しながら口にすれば、
「本当よね~レーちゃんのいない冒険なんて、あなたたちとつるむ意味のない行動だもの」
指先に髪を絡めながらカレンナが胡乱気に微笑んで見せる。
「それに、レーちゃんを馬鹿にしたら…それこそ全身木っ端微塵よぉ~?」
でしょう?と微笑みを深くするカレンナに、アランとナジェルもまた同意を示す。
「とにかく、どんなに説明してもレセルが自分で俺達がレセルを必要としていて、いなくなったら困ることを信じてくれない限り!この不毛なやり取りは繰り返されることだけはわかりきっているんだ」
「そうねぇ~」
「それでも、今回も何とか彼が自身を納得させてくれたので首の皮一枚でつながった形ではありますね」
「なんとかね」
三人は台所から香ってくる朝食の匂いに顔を見合わせて頷き合った。
レセルなしではこのパーティは成立しない。
全員が自分勝手。そんな中にあって、レセルただ一人が全員に心を配り受け入れ、決して見捨てず拒否せず、いつでも手を差し伸べてくれた。
パーティが快適であるよう気を使い、声をかけ、優しい。
彼のスキルは『気遣い』という、他者から意味の分からないスキルだと悪し様に罵られる、決して自身が冒険者になるには相応しくない特殊なスキルだ。
戦いにおいてもまるで役には立たない。
それでも、アラン達には何より必要なスキル…いや、スキルなどなくても、レセルがいない自分たちなど考えることすらできない。
そして、何より他の上位パーティの幾つかが、レセルのことをスカウトしようと狙っているといった情報もアラン達は掴んでいた。
『絶対に!誰にもレセルを渡さない!!』
レセルの知らないパーティの総意。
この先も訪れるだろうレセルの脱退願いは…決してかなわない願いである事を、本人だけが知る由もない。
次作は3話構成くらいのものを書きたい…レセル。書いてて楽しかったっす。出汁や卵焼きの秘密もあったのですが、書ききれずやむなくカット。
何はともあれ新年あけましたよ。おめでとうございます!少しでも面白ければぽちっとな!をお願いいたします!!