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雑司ヶ谷高校 歴史研究部!!  作者: 谷島修一
混沌の学園祭編
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オムライス

 料理の特訓の日。

 学園祭でやる歴史研と占い研と手芸部での合同の出し物、“占いメイドカフェ”で調理をやらされるということで、僕のためにオムライスを作る特訓を自宅でやることになっていた。


 というわけで、午前10時にぞろぞろ歴史研究部のメンバーの伊達先輩、上杉先輩、毛利さんが家にやって来た。

 両親にはあらかじめ事情を話してあるので、台所は僕らがやりたい放題だ。


 ごはんは言われた通りに炊いておいた。

 卵など、その他の食材は伊達先輩が用意して持ってきてくれている。


「じゃあ、始めましょう」

 伊達先輩が号令を掛ける。

 女子3人はエプロンを付ける。

 僕も家にあった母親のエプロンを借りて付けた。

 そして、包丁持つのは、小学校の家庭科の授業以来か?


 女子3人に囲まれてワイワイと調理の特訓が開始された。

 それほど広くない台所で女子に取り囲まれて落ち着かんな。

 さらに、歴史研メンバーとすっかり仲良くなっている妹の美咲が乱入してきた。

 台所、ギュウギュウ詰め。


 ともかく、僕は伊達先輩の言う通りに料理を始める。

 まずはチキンライスだ。


 まず、鶏肉をまな板の上に置き、これを小さくカットする。大きさは1~1.5cm角ぐらい。

 次に玉ねぎをみじん切りにする。


 フライパンに油を引いて火にかける。フライパンが熱したら、先ほどみじん切りした玉ねぎと鶏肉を入れる。

 ヘラで混ぜながら炒める。

 鶏肉と玉ねぎに色が変わったら、塩コショウを少々振りかける。


 そして、ご飯を投入。さらに混ぜながら炒める。

 ヘラでご飯を崩しながら、かき混ぜて熱する。

 ケチャップをかけて、ご飯をさらにかき混ぜる。

 十分に炒めたら、一旦火を止め、フライパンからボウルに移しておく。


 次は卵、別のボウルに卵2個を割って入れる牛乳と塩を少々、投入。

 黄身と白身が十分に混ざるまでかき混ぜる。

 フライパンに油を引いて火にかける。フライパンが熱したら、卵をフライパンに流し込んで広げる。そして、菜箸でかき混ぜる。


 卵が少し固まったら火を止める。

 チキンライスをフライパン手前半分に盛る。

 そして、ヘラで卵を被せる。

 フライパンを傾けて、オムライスを皿にのせる。


 というのが、オムライスの調理方法なのだが、実際は卵がうまく覆いかぶせることができずに何回か失敗した。

 途中、女子たちに色々とダメ出しを食らいながらも、ようやく合格をもらえるようなオムライスが出来たのは、5、6回やった後だろうか。

 あと、3回ほどオムライスを作ってコツをつかんで調理の特訓は終了となった。


「これで完璧だね!」

 完成したオムライスを見て、上杉先輩が言う。

「カフェでは、オムライスにケチャップで文字を書くのよ」


 そうか。メイドカフェはそう言うのがあったな。

 実のところ、メイドカフェというものに行ったことがないので、詳しくは知らなかった。


「今日はアタシが書いてあげる。何が良い?」

 上杉先輩はケチャップを持ち上げて言う。


 と、言われても何も思いつかない。

「ええと…、どうしようかな?」


 ちょっと考え込んでいると。待ちきれなくなった上杉先輩が勝手に何か書き始めた。


 “エロ伯しゃく”


 それを見た妹の美咲には、バカ受けしていた。

 ぜんぜん笑えない。


 そして、失敗作を含め出来上がったオムライスは、歴史研メンバーと僕の家族の昼食となった。

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