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雑司ヶ谷高校 歴史研究部!!  作者: 谷島修一
生徒会長選挙編
9/472

松本城(日本100名城No.29)

 甲府駅から、あずさ号に乗って、一旦、塩尻まで向かう。

 松本まで一挙にいかないのは、特急料金を節約するためだ。

 先日、伊達先輩に教えてもらった節約方法を思い出す。


「甲府から松本の特急料金は1,580円、甲府から塩尻までは1,020円。560円浮かせることができる。塩尻から松本は普通電車で16分だから、乗り換えの負担は少ない」

 560円だと、一食分の外食ご飯ぐらいにはできるだろう。まあ、旅費は部費から出ているので、どっちでもいいんだけど。


 かいじ号の座席は快適なので、僕は塩尻まで一時間ばかり、また寝てしまった。

 そして、塩尻駅に到着したら、上杉先輩にまた叩き起こされた。


 塩尻駅で普通電車に乗り換えて、無事に松本駅到着した。


 僕らは駅の東口から降りた。駅前にはロータリー。

 伊達先輩によると徒歩で15分ぐらいで松本城着くという。


 松本城に到着する。ここは特に人気のある所なので、観光客でいっぱいだ。

 天守閣の見学待ちが2時間となっていて、僕らは驚いた。

 どこかのテーマパークの順番待ちのようだ。


「さすが、松本城だねぇ」


 上杉先輩が驚きと呆れの混ざった声で言った。


「どうしようか?2時間待つ?」


 伊達先輩が尋ねるが、僕は正直2時間待ちは正直しんどいなあ、と思った。


「いや、アタシはいいやー」


 上杉先輩は両手を頭の後ろに組んでそう言う。


「武田君は?」


「僕もさすがに2時間待ちは辛いかなと」


「じゃあ、お城の周りをお堀の外から見学するだけにしましょうか」


 先輩二人も僕と同じ意見で良かった。


 僕ら三人は、少し歩いてお堀の外側からお城を見学する。

 黒漆塗りの壁が印象的なお城だ。以前は“カラス城”とも呼ばれていたそうだが、岡山県には烏城があり、松本城をカラス城と呼ぶのは間違いであると。そもそも、どこの文献に松本城=カラス城という風に載ってないという。まあ、誰かが勝手に言い出したのだろう。


 先輩二人は松本城をバックに何枚か自撮りをしている。

 他の観光客にお願いして三人の記念撮影も撮ってもらった。


 天守閣を見学しなかったので、滞在時間は短かったが、次の目的地、名古屋に向かおうということになった。


 歩いて松本駅に戻った。

 ここからは特急ワイドビューしなの号というのに乗って名古屋に向かう。

 松本から名古屋までは二時間と少しで着くらしい。


 名古屋までの道中はさすがに寝なかった。時折外の風景を眺めたり、持ってきた参考書を読んだりしていた。

 名古屋駅に到着すると、金山~名古屋間の乗車料金を追加で払って駅を降り、宿泊するというホテルに向かった。


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松本城の詳細は

https://www.matsumoto-castle.jp/

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