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雑司ヶ谷高校 歴史研究部!!  作者: 谷島修一
波乱の夏休み編
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へそ出し

 夏休みも1週間経った、7月最終週の火曜日。


 今日はこれから、歴史研のメイン活動であるお城巡りに行くのだ。僕にとっては長旅の2泊3日。旅行とかほとんど行ったことがないので、やはりまだ、ちょっと緊張する。

 緊張もあって、昨夜はあまり寝れなかった。


 早朝5時、何とか起き出す。朝食抜き。

 昨日のうちに準備をしておいたすこし大き目のカバンを抱えて荷物を持って家を出る。着替えもあるので、少々、荷物は多くなっている。


 眠い。そして、暑い。この時間からこの暑さだと、日中はかなり暑くなりそうだ。

 地下鉄で移動して、朝6時に、事前に決めていた待ち合わせ場所、池袋のいけふくろう前へ向かう。


 僕が時間ギリギリに到着すると、他の部員である女子3人はすでに到着していた。皆、大きいボストンバッグを持っている。


 僕は眠さを堪えて挨拶をした。

「おはようございます」


「おはよう。眠そうね」

 伊達先輩が挨拶を返す。


「眠いです。昨夜あまり眠れなかったので」


「まあ、電車の中で寝てていいわよ」


「はい。そうします」


 続いて、上杉先輩と毛利さんにも挨拶をする。


「おはようございます」


「「おはよう」」


 上杉先輩、今日は学校の時以上のギャルメイクだ。そして、赤のトップスに白のデニムだが…。

 トップスの丈が短い…、へそ出し?

 

「上杉先輩、それは子供服ですか?」


「はあ? キミねえ…」

 上杉先輩は“呆れた”という風に首を横に振る。

「これはクロップドトップスっていうの」


「それが正しい丈なんですか?」


「そうだよ! まったく、ファッションについて何も知らないんだね」


 ファッションは詳しくありません。特に女子のものについては全く知りません。

 そのクロップドトップスというのは、夏だから涼しくてよいのかな? 冷房の効いているところだと、お腹が冷えそうだけど、大丈夫なんだろうか?

 そして、目のやり場にちょっと困るな。今日は、上杉先輩は見ないことにしよう。


 伊達先輩と毛利さんは、へそ出しでないので、安心して見れる。二人の服装は、言い合わせたように白っぽいシャツにデニムだった。

 さらに、伊達先輩は白い麦わら帽子をかぶっていた。

 今日は日差しも強そうだし、帽子を持ってきた方が良かったな。


「コンビニで、朝ごはんを買いましょう。電車の中で食べればいいわ」


 という伊達先輩の提案に乗って、皆、コンビニに寄る。僕はサンドイッチとドリンクを買う。女子3人もサンドイッチやおにぎりを買っていた。


 全員が会計をしたのを確認して伊達先輩は号令を掛ける。


「じゃあ、行きましょう」


 伊達先輩を先頭に、一行はカルガモ親子の様に一列で移動を開始した。

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