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慟哭の先へ  作者: キリヤ
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現状確認

何はともあれ状況確認が先だ。

こんなことに成ったのは考えてもしょうがないからな。


まず俺自身だが携帯も財布もない。

完全に一文無し。

どうしろと?

服装はさっきまで着ていた紺のジーパンに白のワイシャツだった。

ただ左腕に時計のような物が付いているが時計では無いようだ。

何せ針もなければ数字も書いてない。

「なんぞこれ?」

とりあえずいじってみるしかない。

横に付いてるボタンを押した瞬間時計のようなものからホログラムなような画面が飛び出してきた。


「なんだこれ?

何かのパラメーターか?」


でてきた画面にはライオネルのイラストと色んな数値が表示されていた。


ホログラムに触れるようで色々みてみた。

ステータス内容はこんな感じだ。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


「ライオネル」

搭乗者・高山恭介


頭ーー100%

胴体ー100%

右腕ー100%

左腕ー100%

右足ー100%

左足ー100%


兵装

背中ー零式

背中ー百式


右腰ーアサルトライフル

左腰ーマガジン800×5


エネルギーーー100%

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

一画面目はこんなかんで「ライオネル」のステータスのような物が出ていた。

すべての項目が100%となっているのは恐らく損傷率だと思われる。

兵装事態はゲームと同じだ。

背中の零式と百式は刀の事だろう。

「こんな名前だったのか。」

ゲームと同じなら零式は高速振動する漆黒の太刀。

百式はエネルギーを貯めれば熱線を放てる特殊兵装。

エネルギーの貯め方は簡単。

百式で敵を切ればそれだけでチャージされていく。

とは言えチャージ率はそこまで高くなく貯まりきるまでにはそこそこ時間がかかる。


アサルトライフルに関してはコレといって特に無く強いて言えばマガジンが800まで入る大型であることくらいか。


ホログラムをいじると別の画面が出る。

こっちは俺の情報みたいだ。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

高山恭介(18)

搭乗機ーライオネル


適正

パイロットS

近距離A

中距離B

遠距離D


特殊スキル

格納庫

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

俺に関してはこれしかない。

少なすぎない?

適正パイロットSなのは恐らくゲームでなかなかの腕だったからだろう。

距離適正に関してはほぼ俺の戦闘スタイルが原因だろう。


そして一番目を引くのはこの特殊スキルだ。

とりあえず使ってみた。

すると「ライオネル」が光の粒子になり虚空に消えた。

名前だけで推測すると恐らく格納庫って所に収納されたと思われる。

もう一度使って見るとどこからともなく虚空から「ライオネル」が現れた。


なかなか便利な機能だ。

格納庫の能力としては「ライオネル」を収納、出現させる以外には今のところわからないが。


それはさておき次はライオネルの中を改めて確認する必要がありそうだ。


そうしてもう一度「ライオネル」に乗り込む。

そして起動してみる。


「操縦の仕方はほぼゲームの時と変わらないな。」

俺は「ライオネル」を操縦して立ち上がり回りを見渡してみたが360度深い森が広がっていて木以外に何も見えない。


他に何か無いかライオネルをいじっているとモニター左上にマップが表示された。

マップはどうやら自身から半径30キロの範囲の地形などがわかるようだが残念ながらマップをみる限り30キロ以内には何もなさそうだった。


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