各務の真実
各務の真実、本編殲滅で触れた話の答え合わせ
「各務、さっきのってどういう意味かな?もしかして?」
「気づいたか」
「転生者だよね?」
探りながら聞く。
「あぁ、拓」
拓と呼ぶのはじいちゃんのみ。
「じいちゃん?」
「そうじゃ」
「やっぱりそうか。」
「気づくのが遅い。このアホが」
「いつ気づいたの、俺って?」
「そんなんは、三左衛門様のところに来てすぐじゃ」
「えぇ、なんで?」
「三左衛門様から次男は天才かもしれん。と子供自慢の文をもらってから。
気になっておって、何となくだが。
それで織田家に来てすぐじゃ。
悪いこと考える時にニタッて笑う癖が昔と変わらん。
だからもしやと思ったわ。」
はぁ、昔からじいちゃんには悪戯や武道で仕掛ける前にバレていたのはそのせいか?
この人にはいつも敵わないなぁ。
「まぁ確信に変わったのは、フェイントの仕方と振り下ろしと思わせての横薙ぎじゃ。
剣はごまかせん。」
やはり、あれか。
「なら、何で言ってくれなかったんだよ。」
「ふん、お主はわしがいると気を抜くじゃろう。この世界は簡単に死ぬ。
それに覚悟があったんじゃろう。それを壊したくなかった。裏で支え、どうしてもという時は本当の事を伝え。助けようと思っておったわ。」
そうか、確かにじいちゃんが居たら頼るわ。
10歳の時にじいちゃんが死ぬまで、いつも何かあったら相談してたもん。
しかし、転生者だから、史実と違って早く森家に来た。そして早くから俺の家臣になった。
本当にこの世界は転生者が絡むと歴史が変わる。
「今、転生者について考えておったのだろう。
まぁよい。
あとなぁ、数人にはお主が転生者と気付いた者がいるぞ。
半兵衛様とかな」
「えっ?」
「お前は英語を喋れることを隠す気あったのか?」
「あぁ、ヨーゼに教えてもらったフリしたけどダメか」
「当たり前じゃ。三左衛門様ですら、何で勝三は南蛮の言葉が喋れるようになった?と嘆いていた。天才だからヨーゼ殿に学んだんじゃないかと誤魔化しておいたわ。」
はぁ衝撃だった。
それにしても怪しいところはあった。今思い出せば。
何でこんなに忠義をとか、
途中からやることを理解していることとか。そう不思議だったのは、転生者というかじいちゃんなら、答えは簡単だった。
「ただのぉ、やっぱり人は環境によるのぉ。
わしよりも今のお前の方がすごいわ。
もうわしを遥かに越すの。」
「本当?」
「調子に乗るところがなければなぁ。」
「うっ」
「では参りましょう。中納言様」
じいちゃんは各務として生きていくようだ。まぁ各務なんだよ、今世は。
さっ、みんなが待っている。
家では家族が待っている。
せんに、白雪、荒神丸、月夜が。
それに半兵衛さんにも会いに行かないと。
まぁ、戦勝の祝いだ。
酒足りるかなぁ?
あと娘をどうこうって、母さんのことだよな?
もう少し続きます。




