表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
森勝蔵長可 転生者は家族を守りたいが為、狂い笑う。  作者: 確かな嘘
第6章 新たな出発と・・・・
64/87

柴田と但馬

柴田様です。

コメントにて、変はクーデターの成功や天皇様などの方への叛乱を指すとご指摘を受け、変えるべきと思いましたので、柴田と但馬に変更しました。

しかし、悪い心配が的中した。

柴田様がやらかした。


「お屋形様、なぜ私が修理亮で、勝蔵が治部卿なのです?林が親戚の森家を優遇したのでは?それに領地も多い。勝蔵は若すぎる。」

とさ。俺もそう見えるとは思うでもないが、結果を見れば明らかに、朝廷の気遣いだ。それに若いからは関係ない。功績だ。あんた何かした?


しかも、信長様が決めたこと。これを家臣が文句つけるのはおかしい。


でも柴田様を今は切れない。場所が悪い。謙信が一番関係が良くないのだ。

毛利と謙信は管領を与えられ軍勢を伸ばしている。こちらも管理ができなくなってきている。


毛利は四国に兵を伸ばし、領地を広げようとしている。まぁ隙を突かれて長曾我部に持っていかれたけどね。

それでも、毛利は村上水軍をヨーゼと淡路で、抑え込めるので、目処がついた。だから秀吉様と喜びあったのだ。ゴンさんのことも含めて。


信玄はどうにも調子が悪いので、バカ息子が当主になればどうにかなる。それを見込み、少しづつ経済戦争をしている。


長曾我部は朝廷と公方に討伐命令を出させ、大義名分を持ち毛利か十河を手伝わせば、潰せる。


しかし、謙信はまずい。北条に手を出したり、蘆名と戦したり、管領になったことを利用して領地を増やしている。しかも信長様とそんなにうまくいってない。


「修理、お前ごときが文句をつけることではない。むしろお前はなにをした?」

「私は北陸方面軍団長として越前、加賀、能登と攻略しております。」

「はぁ、越前と加賀は朝倉攻めでだ。能登は治部卿が手回し、調略もうまくいき、謙信もこちらが手を出すならと、手を引いた結果だろう。お前の手柄がどこにある。むしろ、能登の調略をした治部と、上杉と実際に交渉した大膳大夫と伊勢守の手柄だ。前田と佐々は治部に手を貸して貰ったとしても、越前と加賀を上手く治められたとして評価に値するな。それにのぉ、共に治部に感謝をしておったぞ。」


そうなのだ。先日、柴田様が信長様への挨拶に来るとのことで先に来たお二人に統治に関する感謝を伝えられた。なのに柴田様は。こう嫉妬に狂うと男はダメになる一例だ。

数年前は優しく指導していた柴田様が敵対した。ただ、今はダメなんだ。誰かが泥かぶるしか。しょうがない俺が被るか。


そうした時だった。叔父上が

「修理様、すみませぬ。朝廷との調整をし損なう不手際、全て私の失敗、この上は隠居し、息子を独立させ、林家はお取り潰しでお許しください。林家は弟めがもともと裏切りをし、それでも右近衛大将様、いえ当時は弾正忠様にお許しを頂き、その後も筆頭として織田家のため粉骨砕身で弟のした汚名を挽回するために努力をしてまいりましたが、やはり林家はあの時にお取り潰しとなるべきでした。どうぞこれにてお許しくだされ。なお官位は親類の治部卿にお譲りするのが、朝廷のお怒りを受けずに済むこと。どうぞこれまで。」


強烈な柴田への意趣返しが含まれた泥被りだ。

叔父上はやはりすごい。子供時代から、この人からどれだけの事を教えてもらったか、引き際までも勉強になった。


「ふむ、修理よ。二度はないと前に伝えのを忘れたか。謙信と刺し違えても奴を自由にさすな。これに違う時は、お前も息子も全て、処刑す。わかったな。此度は林に免じこれで許す。」

その信長様の殺気は本物だった。

いつもの殺すかなどと軽く言った時とは比べものなどならぬほど。

そりゃそうだ。腹心中の腹心たる叔父上を失うほどの事をしでかした。

なんの手柄もないものが。

しかも裏切り、敵対したことのあるものが。

それを一度許された立場の者が。

裏切りはしておらぬが、弟のしでかしたことの責任で自分を攻め続け頑張っていた者を隠居させたのだ。


柴田はもう手は貸さない。当たり前だ。

叔父上の事、今回のこと、到底許せはせぬ。


北陸は必死となった。

必死とは、将棋の言葉で、次手で王手をかけ続けられなければ投了するしかないという状況。

しかも、全てが敵だ。家内にも味方は少ない。

修理と仲が良い丹羽ぐらいだろう。しかし公には手を出せない。こんな状況で上杉謙信と対峙するのは後がないなんてものではない。まさに必死だ。

前田と佐々も焦っている。この状況で柴田の子飼いをずっと続けてきたことが仇となった。


まぁ、前田は義理堅い秀吉様と仲が良く。妻である、ねね様とまつ様も仲が良い。


そういう意味では佐々は厳しい。しかし失うのはもったいない。

史実でも前田利家とは仲悪く、秀吉様とも敵対した。だが、誰もが認める戦上手でもあった。

実際にこの世界でもそうで、利家とは仲がいいっちゃいいけど、秀吉様とはなぁ。それに柴田様の腹心すぎる。軍の長は柴田という織田家の流れはずっとあった。柴田はあれだけど。軍務畑一筋だった佐々は仕方なかった。


佐々はいずれ、どうにかする方法を考えよう。

北陸も失えば、まずい。これも課題だ。


当家の屋敷にて、

「叔父上これからどうするのです?」

「まずは一吉に会う。その後は、そうだな治部少監物の息子を、いや、新坂本で治部卿の子の教育係をし、祖父ということにしてお爺様とでも呼ばせようかのう。」

「それは隠居と呼びますか?」

「うむ、信長様もよくこの街に来るしのう。マズイか。そうだ。尾張に戻り、亡くなったことにして名を変え、ここにいるか」

「本気ですか?」

「本気じゃ」


「はぁ、まぁ叔父上がそうしたいのであれば、家をこさえましょう。家臣の家が多いですし。この辺の土地は買い占めており余っておりますからね。」


「そうじゃのう。お主の周りは家臣たちの家ばかりじゃ。」

「まぁ前の領時代の名残ですかね。あいつらは何かあるとうちで宴会です。来週にも、一日中、せんの妊娠のお祝いですね。」

「では、それまでに一吉のところに行って、戻ってこよう。」


そうして、京に戻り、村井と打ち合わせた後に堺へと向かった叔父上。パワフルな爺さんだよ。

ひ孫まで見るとか言いそうだ。一吉さんも結婚して堺奉行になってこれからという時に大変だ。


こうして、史実と同じように、林秀貞が隠居(史実は出弄だ)し、織田家からいなくなった。

それから半年、淡路の調略はうまく行った。菅逹長は仙石の元に下り、安宅信康は仙石の同盟者となった。これで完全に淡路を抑えられる。村上水軍も邪魔できないし、紀州の海運事業も上手くいく。

村上水軍は、従うもよし、戦うもよし。大阪から挑発しよう。

毛利には村上水軍が邪魔したとして、大義を与えず、一気に村上水軍を飲み込もう。そして、毛利にはもう少し静かにしてもらって秀吉様の力添えを借り(まぁいらんがあまり手柄を立て過ぎずに秀吉様を立て)、長曾我部と裏切るだろう三好康俊を潰そう。


「ゴンさん、よくやった。」

「仙石よ、よくやった。」

「秀吉様、勝蔵様、この度は誠にありがとうございます。この秀久、この命に変え淡路を守り、発展させます。」

「うむ、仙石よ、わしは右衛門督、勝蔵様は治部卿様と呼べ。」

「まぁまぁ、右衛門督様、ここは公式といえ、私と秀吉様と家来しかおりません。どうぞ肩肘張らず。」

「仙石よ、よく勝蔵様より学べ。こういうところが素晴らしいのだ。」

「はぁ。そういえばゴンさん今日から淡路守を名乗ってね。仙石淡路守秀久だよ」


いつも秀吉様は真面目だ。前にゴンさんに聞いたけど、冗談も言うし、女好きだがこういう義理堅く、恩に真面目に報いるところはそのままだということ。


女好きね。ねね様にお子ができれば変わるんだろうけど。

これが豊臣家の最大の問題なんだよな。

三成でも養子にするとか秀次殿に家督を譲ればよかったのよ。

あの淀殿がねぇ。


信長様の姪だから悪口言えないし、お市様は小さい頃から良くしてもらっているから。

本当良くわからんが、織田家の人々には小さい頃から可愛がられているんだよね。

ちなみに初恋はお市様だよ。あんな綺麗な人いないよ。内緒だが。


さぁ、四国制覇の後は、毛利を臣従させて、九州と行ければいいんだけど。

そろそろあの人が何かしてそうなんだ。最近聞いてないだけに怖いな。


まぁ、相談役に但馬爺もいるしね。上手く対応できるでしょ。



覚悟しております。お手柔らかに。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ