大物登場①
大物が来ました。作者はこの方が大好きです。
まぁ、誰かはわかりますよね。
それから1週間が経つ。
せん様からは文が来た。一太がいいなぁとか宣うのでげんこつした。
もう一太より大きい。5尺3寸(159cm)だ。またのびた。4寸。
もう十分デカイ。まぁうちは大きいやつが多いから。まだ小さい。
一太は5尺2寸とこの時代の女性としては大柄だけどね。
戦況はだいぶ変わった。
三好義継殿が四国に戻った。松永の裏切りがデカイ。流石の裏切り王と言った所だ。まぁ情報だと義継が病気になったとも聞いている。
そして、伊賀は完全に臣従する旨を文にて伝えて来た。
代表者に宇佐山城に来るよう伝えた。正式なところでは一太と違いちゃんと宇佐山城って呼ぶよ。城下はないけどね。
甲賀は、百地が動いているが、どうやら敵対はできないというのが甲賀内の意見として多い。もう少しで調略終了する。ちなみに根来衆は宇佐山の睨みに関わっている。半分は宇佐山、もう半分は雑賀衆の抑えに向かってもらっている。
そして、三好が終わったから、他の武将方は本願寺をいじめてる。
俗に言う、野田福島の戦い。史実より早いし、宇佐山の戦いは起きない。まだ朝倉と完全に敵対してないし、浅井は裏切りをしていない。さらに比叡山は北大和で痛い目にあってるから動かない。俺が監視しているしね。
主軍は岳父上と羽柴様だ。特に羽柴様は京での件もあるから、色々と頑張っている。俺もゴンさんの件で色々と動いてくれた羽柴様には恩があるから裏で雑賀と三好には動かないように工作しているし、戦力も貸した。内密に。また岳父上には色々と物資を出した。
まぁでも、本願寺の戦力は元々低い。
理由は俺。近くに俺がいるから、「殺される。」「地獄に道連れにされる」など、一向宗がビビり加賀に逃げているらしい。例の通り名が効いているらしい。
道連れはしないよ。皆殺しにはするけどね。
毛利家は管領を与えられ、中国四国に睨みを利かせている。これで四国勢は動けないんだろう。同時に毛利は畿内でも本願寺に海からプレッシャーをかけてくれている。
これにヨーゼとマッシュが協力している。鉄甲船作ったけど、今回ははパス。少ないし、まだ戦力見せるの勿体無い。
いよいよ、バカ包囲網は強くなってます。義昭と明智を殺す。
ちなみに近衛の老害は勝手にこけて謹慎中で、一条様が関白復帰。山科様も官位を上げて内大臣だって権大納言から出世だよ。一条様は陰ながらうちを支援していたんだって。山科様に聞いたよ。
山科様とはよく会ってるよ。近いしね。
そうこうと考えていたら、誰か来た。
「勝蔵様、松永様が」
「しっかりと伝えろ」
「怒らない、各務」
「甘いですぞ。」
「身内には甘いんだよ、敵は皆殺しだけどね」
兵士は一瞬震えた。最近の勝蔵は殺気の出し方がすごい。畏れと感じさせる威だ。しかもコントロールができる。
そうこうしていると
「お待ちください。報告をしているところで、準備出来次第お呼びします。」
「各務、すぐ用意。松永様に会いに行くよ。慶次兄いも。」
会うと、松永さんは少し殺気を込め、
「よう、いつ茶器を見に来るんだよ。自慢したくてこっちから来ちまった。」
「松永様」各務が殺気だち、慶次にぃも目を見開く。
「悪い悪い。まぁそんな怒んなよ。冗談じゃねぇか。それにしてもこれだけ殺気を向けたのに、本人は屁の河童とは恐れ入ったね。」
「公家相手や部下相手で慣れてます。」
「ふふふ、そりゃ一向宗が逃げ出すわ。顕如が『協力しろ』って文を出してきたぜ。後、明智に、義昭、近衛もと。しかし、織田の大将も怖えと思ったけど、他にもいんのな。こりゃ、顕如らアホなのか?」
「でしょう。もう詰んでるんだ。民を助くことに集中すればいいのに。自分の地位のことばかりだよ。」
「ただのガキだな。大名はそんなもんだろ。後、鉄砲の殺気は辞めてくれ。死ぬかとビビる。」
「あぁすみません。明神さん辞めて。まぁ松永さんみたいに完全に敵対する前にコロッと手のひらを返してくれると助命しやすいんですけどね。」
松永は色々と冷や汗をかいた。小さな、されどよく通る声とはいえ、かなり離れた櫓が放たれる殺気が一瞬で止んだ。さらにこっちの魂胆は完全に見破らている。
(役者が違う。戦と暗殺に明け暮れて来たと思ったが、質が違うんだろう。出会って来た連中と戦が)と松永は思った。
(こいつは逆らえねぇ。信長と勝蔵が仲違いしないようなら、いっそ織田家に、いや勝蔵の部下になるか。長慶様に見た夢を見れるかもな。竹中も根来も南蛮も簡単になびいたと聞いたが、こりゃ、それが正解だ。)
松永弾正久秀の登場です。




