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森勝蔵長可 転生者は家族を守りたいが為、狂い笑う。  作者: 確かな嘘
第4章 上洛と畿内と・・・
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閑話 与太話 マッシュの呼び出し②

マッシュの話②です。


閑話がもう少し続きます。

それからミン、そしてハポンについた。

オダという奴の国?に来た。ルドの紹介の商人オハシとかいう奴に連れられてヨーゼフのところに。

「マイラスか、ここではヨーゼだ。名前を呼ぶ時は気をつけろ」

「俺はマッシュとしている。お前もな。」

「そうか」

あん時と変わらん目だった。

俺が憧れ、恐れ、愛した目だ。俺が両方いけるのはこいつのせいだ。


織田のトップに会う。

信長という奴らしい。ヨーゼが言った。

確かに、なかなかお目にかかれねぇ力があった。

なんかわかんねぇが、頭を下げちまった。戦場でもなかなかお目にかかれねぇ奴だった。


「アイツがオメェの主人か?」

「違う、主人のボスだ。主人は別の仕事で伊勢というところにいる。」

「はっ?あれよりすごいのか?」

「ある意味でな。ふふふ」

でたよ。あの変な笑いが。本当に元に戻ってんな。


で、数日後に主人にあった。ガキだった。

ヨーゼの子供、カッチェによく似たガキだ。

でも、目を見てすぐにわかった。

あのガキには、戦場に行ったことのある奴にしかわからねえ狂気があった。

こいつは敵対しちゃならねぇ。

そう思わせる奴だ。


優しいだろう。でも違う。容赦そんなものは持ってねぇ。

憎い奴は全員殺す。女、ガキ関係ねぇって奴の狂気だ。

クズや外道とは違う。まさに狂った奴のそれだ。

でも、普通のやつだった。真っ直ぐにガキが狂ってる。歪だろう。

こりゃ、あの頃に戻るわ。きっと血塗れの日々に。

なんかワカンねぇけど笑える日々に。


そしてそれは数ヶ月後に実感する。

あの狂気の戦場、長島だ。


兵糧攻めに、水攻めねぇ。

あっちじゃ兵糧攻めなんてよくあることだ。

だがよう、この計画はおかしい。

兵糧攻めで苦しんでいるところに、川の流れを変え、水を氾濫させるだあ?

水が押し寄せて来るのは、人間にとっちゃ恐怖なんだ。

人として生まれた者に最初から備えられたな。


計画を聞いた時に思った。

正気か?。

惨殺なんて生温い。

こんな手は使わん。ほかのやつらに真似されたり、怖がられたりで良いことなんかねぇ。

相手が狂信者どもらしいから、根絶やしにしねぇといけないっていうのはわかるが。


でも、金がかかるだけで、こっちの被害はねぇだろうな。まぁ兵は逃げ出すだろうがな。

くそ、あのヒヨッコどもの工作兵部隊をもっと締めねぇと。


そして、長島の最後に降伏した連中を知らんガキが殺した。

調べらりゃ、まぁ殺すわな。俺やヨーゼと似たような境遇だ。俺にはわかる。ヨーゼもな。

勝蔵様も許した。

なんでだ?

あの人は家族もいる。まぁ言っちゃ貴族だ。騎士様だ。

だが、隊にはいられないから、逃した。


奴のおかげで逃げ出す奴はいない。

もしかしたら、奴は勝蔵様の仕込みか?

そう疑いたくなる結果だ。

ヒヨッコどもの顔が変わった。家族のために、生き残るために殺す。そういう戦争屋の集団だ。ヒヨッコが一瞬で成長した。


こんな結果になるとはねぇ。

でもあの時の勝蔵様の顔は違うんだろうな。

そんな目だった。

狂気なのに、ガキくさい殺すことを恐れているような子供らしさが見えるアンバランスな目。

その後の覚悟の目。

優しいけど、狂っている。

自分は弱い。それをわかって、弱さを否定している、そんな真っ直ぐな主人だ。

ほっとけない。

しょうがねぇ。最後まで付き従うか。どうせ求めていたクソッタレの狂ったあの最高日々だ。

ヨーゼの誘いに乗って、ハポンに来ちまったしな。


よしそうと決まれば、帰って飲むか。いいワインに酒が入ったんだ。

今日もヨーゼの野郎と慶次と勝蔵様の家でな。まぁ藤堂も、カニもどうせ飲みに誘えば俺だけ怒られることもねぇだろう。



マッシュの呼び出しが終了です。


まだ閑話は続きます。

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