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森勝蔵長可 転生者は家族を守りたいが為、狂い笑う。  作者: 確かな嘘
第3章 京とあいつとあいつと。
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京②

ここから勝三さん活躍少し。


そして林秀貞さんが活躍。


最後は慶次再び。


慶次さん働こう。




「あっ、そうでごじゃった。今日は帝より織田信長殿に官位をとの話があったのだ。」

「主信長にでございますか?」

「そうでごじゃる。尊皇の意思高く。官位を求めない信長殿に弾正大忠ではのう?」

「弾正大忠?」

声に出してしまった。先日の感謝だろう。気遣いがすごい。

「こら、勝三」

「良い良い。」

「申し訳ありませぬ。素晴らしい帝様の意に驚いてしまいました。」


「ほう。そうでごじゃるか。それは喜ばしいのぉ。」

「失礼しました山科様。後で叱っておきまする。」

「まぁ、童のすることじゃ。気にしておらぬ。」


「はぁ」

「後のぉ、紹介したいものがおる。ほれ、こちに来るでごじゃる。」


呼ばれたのは、あの変な画家。

あぁこの人、近衛に、見限られたのね。

あの老害、変わったものだから最初は面白がったけど、理解できないし、周りにも理解されないから切ったな。本当にクズ。


「加戸と申しまする。」

「加戸様、その節はどうも」

「加戸を知ってるでごじゃるか、林殿」

「はい、幾分かお会いしたことがございます。」


さすが叔父上だ。近衛のところとは言わない。

「勝三様も」

「先日はありがとうございました。堺で面白いお話をお聞かせいただき。」

「勝三殿もお会いしたことがあるでごじゃるか?」

「はい、尾張より船で堺、そして京へと上る際に、堺にてお会いしました。なんでも堺付近にて絵をお書きするのと、南蛮より絵の具という色を出す染料を買われにきたとか。」


「そうでごじゃるか。何とも絵が売れず、他の後見人がいなくなったとかで探しておってごじゃる。絵も素晴らしいからの、後見人になったでごじゃるよ。」

「後見人に?」

叔父上が驚いた。

「流石、山科様。あの絵の良さがわかるとは。私も後見人になれぬかなどと夢想しましたが、私ごときでは無理でございます。また主信長もきっと気にいると思いますが、そのような余裕がございません。勿体ないと思っておりました。」と早めのフォロー。

「そうでごじゃるか。」

「ええ、山科様が後見人でございますれば、加戸さんもきっと良い絵が描けるのでしょう。よかったと一安心しているところでざいまする。」

「そうでごじゃるか。ほんまにいい家臣がおるのぉ、信長殿は安泰でごじゃるな。」


山科様は上機嫌だ。

きっと近衛あたりがバカにしたのだろう。

でも、近衛と違い本当の公家で、風流人の山科様が評価したということは売れるんじゃね?

山科様は素晴らしいから。多分カトさんをバカにした公家もいつか手のひらを返す。

近衛はきっとバカを見る。

笑いそうだ。


「そうであった。何やら寺の連中がうるさいらしいのぉ。帝も心配なされておる。何かあったら相談するでごじゃるよ。」

「はぁ、本願寺の一向宗が何やら不穏で、京に来るのが大変でした。また比叡山も…」

「そうでごじゃるか、こちらも少しばかりの協力をするでごじゃるよ。」


これで、会談は終わった。いい手ごたえだ。

後は細川さんと会う予定が終われば、国友だー。


細川さんとの話

「いやぁ、細川様、お久しぶりでございます。」

「ええ、朝倉殿のところに長くいましたからね。」

「して、今日はどのような御用件で。」

「うむ、美濃攻めもうまくいき、美濃を取った信長殿に義昭様を将軍にする協力をと思いまして。まぁただでとは言いません。義昭様を京に連れて来るという名文で兵を京に連れてこられよ。ということです。」

「はぁ、近衛様はなんと?」


「…近衛様は、まぁ頑張れと」

あぁ、細川様は近衛じじいに無下にされたな。

まぁこっちが手を打った後だよ。

さらに山科様も援護射撃だ。

あのバカには何もない。情報戦を怠ったな。細川様はこの程度か?


「そこで、織田様とのつなぎ役に明智というものをそちらに行かせようと思いますが。」

「そう言われましても、こちらでは何とも。近衛様も何も言っておられませんし。」


明智のことは、各務にも聞いたが、野望の高いやつで、仕事はできるし、礼儀作法も良いがきっといつか裏切ると言ってた。既に各務のところにお屋形様に仕えたい旨の手紙があったそうだ。お屋形様につなぎをと。それで、父上経由で叔父上とお屋形様に各務の評価を付け加え、奏上してある。だから、この話は断るよ。


「明智殿については、存じておりますがね。」

「存じておるならば、公家の方々とも上手く出来、公方様とも繋ぐ最高の人材ですぞ。」

「うーん信用できかねます。」

「えっ?」

明智が声を出した。

そりゃそうだ、いくら非公式の対談とはいえ、細川様ら義昭の部下たちの前で否定されたのだ。公式の場で非難されたに等しい。


この世界の明智はバカだった。各務が裏切るとか思ってないらしい。

各務は森家のために尽力する。そんな人だ。

その人となりの見定めが甘い。


「ですが、公家とつなぎは?」

「いえ、私も。そしてこの勝三もできまする。」

「そんな子供に?」明智は言った。


覚えてろよ。きっと後悔させてやる。いや後悔はもうし始めているか。

これで、会談は終わった。バカを退治した。叔父上が。

後は、国友そして延暦寺らの準備だ。宇佐山だ。



そして京を出る。

役立たずの慶次殿がまた京を出たくないと嘆いた。

無視だ。叔父上がガン無視した。

いじめ案件の発生。熱血先生のクラス会議の出番。熱血先生なんていないけどね。


明智が登場です。


ここから本格的な勝三vs明智の開幕!


なお、あの後の明智と細川


「なんだこれは、こんなの違う。」


「まぁ明智様、どうでしょう。他の者にしましょう。

それに朝倉様がおります。」


「いや、朝倉はダメなんだ。それに織田は上洛する。」


「義昭様のご厚意を断ったのです。それでは上洛理由がないでしょう。

もしそれでも上洛するならば、他勢力が潰しましょう。」


「えぇ、そうですね。少し頭に血が上りました。」


「まぁ林という者は失礼でしたからね。田舎者のすること、怒られますな。」


「毛利か、上杉か。どちらも遠い。」


「まぁ、まずは義昭様のご機嫌を取りませんと」


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