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森勝蔵長可 転生者は家族を守りたいが為、狂い笑う。  作者: 確かな嘘
第2章 出会いと内政チートと敵対
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竹中半兵衛 弟子入りす。

ついに、竹中半兵衛さん登場です。

私は信長信者で、半兵衛信者のため。絶対に出したかった方の登場。

そんなこんなで、竹中さんとこレッツゴー。

左横に慶次殿。

右斜め前に小一郎殿。

そして左前に藤吉郎様。


いやぁ、すごいメンツです。

ちなみに序列でいうと、

藤吉郎様>私>慶次殿>小一郎殿という序列だ。

藤吉郎様は足軽とは言え武将格、慶次殿は前田家の本家の嫡男で元服している。小一郎殿は武将手前の足軽(隊長であるが武将格)の弟で家臣、私は武将の息子で元服前だが、今回はお屋形様の使命をうけた。

よって、序列2位となる。私はいわゆる外交官で、藤吉郎様が統括責任者、慶次殿が警備主任、小一郎殿が警備の実行部隊だ。


そして気になる容姿は。

慶次殿は6尺はあるかという大男だがカッコよく。おしゃれだ。着崩している感じはあまりない。傾奇いていない。年は16とのこと。元服したばかりだし、相手は竹中さんだし前田利久殿に言われたのかな?これからカブくのか?確か史実だと利久殿は来年隠居し、利家様が本家の家督を継ぐ。そして慶次殿は城を出る。話すと傾奇く感じはする。話は面白い。

目をキラキラさせてたら、弟だな。と呟き。弟分として面倒を見ると言われた。

よかったぞ。これはいい。慶次殿が宇佐山に来てくれたら助かる。慶次殿プラス根来なら勝てる可能性が高くなる。


ついで、小一郎殿。

こちらも大きい。史実では大きいとも、小柄ともある。なんせ兄がサル又はハゲネズミである。背が大きいとは思えなかった。

本物(この世界)は大きい。慶次殿よりも大きい。目算では6尺4寸くらい。つまり190cmオーバーである。で、話すと優しい。史実通り。大きい派が勝った。藤吉郎様はお腹の中にあまりいなかった?それはないか。この時代は保育器もない早産は死産だ。


そんな一行は美濃に入った。

もう少しで、竹中半兵衛様が隠居する屋敷だ。森の中にあり、人が来る場所じゃない。

だから、道を聞くことなどできない。

迷ったら終わりの旅。

それなのに、皆迷いなく進む。


屋敷についた。

ここが。

感動していると

「勝三よ、もう感動するとかビビるとか早いだろ。まだ屋敷だ。本人は中だぞ。」

こういうことを言うともう何処かにいて、話を聞いているパターン。


いた。

「あそこにいらっしゃるのが、竹中様では?」

「あぁ」

慶次殿は口ごもる。


「いえ、弟のシゲノリです」

「弟と騙り、本人のパターンだ。」


つい口に出た。

「バレましたか?「本人の」後は何を言っているかわかりませんでしたが。あまり弟と歳が離れているように見えないので、大体はだまされるのですが」

「竹中様も人が悪い」

「木下藤吉郎様ですね。」


「よくご存知で」

「ええ、お噂は。ほかの方は前田慶次殿、木下殿の弟様」

「ほう」

「しかし、そのお子様は存じ上げませんね。」


流石の天才軍師も私のことは知らないようだ。

「初にお目にかかりまする、森可成の次男、勝三と申します。」

「ほう、森可成殿の。天才の子がいると噂ですね。何とも神童だとか。」

「神童?私ではないでしょう。私は、武のみの小物です。」


「ふふ、して何用で、こんなところまで」

「はぁ、先日、竹中様の稲葉山城簒奪を真似して、若殿を懲らしめまして。できれば私がしたことと竹中様のなされた稲葉山城の簒奪とがどう違うかを答え合わせをしていただけば幸いです。」


「ほう、簒奪ですか?ふふふ。初めてちゃんと言われましたね。なかなかそう言ってくださらない方ばかりで困り果てておりました。いい話にされてしまうと申し訳なくていけない。」

「そうですね。簒奪は簒奪です。戒めのためと言っても。ですから隠居なされたのでしょう。弟様共々。」

「ははは。ちゃんとわかる人がいていい気分です。」

「良かったです。でお答えを聞いても?」

「あぁそうでした。嬉しくて、つい年甲斐なく、騒いでしまいました。私を引き抜くためではなく自身の兵法との答え合せですか。」

「ええ、戦略ですがね。」


はははと笑い出す竹中殿。

「はぁ、その言葉は。その歳でそのようなことまで理解しておりますか?

孫子の兵法も詳しそうだ。

どこぞの天才は奇才でした。

これは是非ご教授いただきたい。」

「竹中殿、勝三殿?」

藤吉郎様が焦り出す。


「木下様、もしよければ私よりこの勝三様を重用されたらよろしい。私はもって、十数年でしょうが、勝三殿なら40年は名の知れた軍師になれますぞ」

「竹中殿!?」


そう言うと竹中様は屋敷へと入れていただけた。

「してどのように若殿を懲らしめたので?」

と聞かれ、その時のことを全て話す。


「はっはっは。してどこまでが計算ですかな。林殿が織田様に話をして、連れて来るところまでが計算なのではと思っておりますが。いかがでしょう?もっと狙いがあるようにも思えますが。私の所に来ることまででしょうか?」


全員が唖然とした。屋敷の中には竹中様の弟の重矩殿もいたが、こちらも驚愕の顔をしていた。もちろん織田勢も。

木下藤吉郎様もである。


「まぁそうですね。そうなればと思っておりました。ついでに言うと、今日の日に連れて来ていただけるのではとも思いました。」

「私の予想通りとは。やはり天才ですね。鬼才又は奇才でしょうか。私よりも上ですね。」

「して、竹中殿はどのように?」


説明を受けると簡単で、弟の重矩殿があらかじめ城で働いており、城から龍興殿らが鷹狩りに出かけるタイミングを知り、それを竹中半兵衛に伝えた。龍興らが鷹狩りの当日、商人の荷運びと称して、その荷物の代わりに武器を搬入し、安藤守就と共謀して商人の代わりに兵を連れ込み、それらで一気に城を占拠した。

説明では至極簡単だが、すごい手だ。

当たっていたからよかった。俺が知っていた情報から考えた方法はこれしかなかった。

実際にこの方法ではと色んな書物で言われていた。

しかし他にも、登城に応じたふりして兵を入れ、一気に攻めたなど。多くの方法が言われていた。


「ふふふ、貴殿の策は読み通りでしたか。これは是非ともご教授いただきたい。織田家へ参りましょう。ただし、条件があります。森様付の軍師であれば。まぁ木下様には手を貸しましょう。ここまで良縁を持って来ていただいたので。それで良いですか?」

「なっ」

藤吉郎様は絶句。


「しょうがないので、それでよろしくお願いします。お屋形様には私からお伝えします。それに織田家に来ていただくことだけが使命でしたので。」

「素直ですな。それも計算でしょうが。ただ、相手に感情を読ませぬようにする訓練は必要ですね。各務に言っておきましょう。」

「各務をご存知で?」

「ええ、歳が近いのでね。森可成様も存じております。まああまり関わり合いはなかったですが。各務がよく話しておりました。龍興様も各務ほどの人物を蟄居させるなど、何を考えているのやら。道三様の時は良かったのですが。義龍様、龍興様と降るに連れて傾きました。美濃斉藤家も終わりでしょう。」


竹中様の顔はどこか寂しそうだった。

まぁ、織田家の最後が来たら、私も悲しいだろうな。

ちなみに噂とは各務からの文だったようだ。各務が織田に、森家に来ないかと聞いたらしい。



そして、2日後に尾張に戻って来ました。

明日からは、京に行く準備と竹中様による戦術研究、ヨーゼとの話、奇妙様との勉強です。

忙しいよ。鍛錬もある。


その後の尾張

勝三と半兵衛が信長に挨拶に行き、織田家に入ることなどの条件を伝え、信長はこれを認めた。


半兵衛さんにも活躍の場を多く作ります。


後、歴史の日別ランキング1位に驚愕しています。

纏めるのに時間をかけなくては期待に答えられないと。プレッシャーに弱い作者は困惑しています。

予定はもっと低い評価かと思っていました。

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