転生初日
転生初日です。
テンプレの状況把握から。
初投稿となるので、拙い文章ですが、お読みいただければ幸いです。
ふと、目が覚めると、そこは小さなお屋敷の中。
全くの見知らぬ天井だった。
あぁ、これがラノベでありがちなセリフ。
でも実際に言葉にすると、それ以外の表現がない。
だって、ここはどこだよ?
総て木でできた平屋建て日本家屋!
今じゃ見られない家だよ。古い建築様式って昔の日本みたいだ。
自分家じゃない。
俺は一人暮らしのアパート住まいで、派遣社員。
それが、小さいとはいえ、昔の、教科書に出てくるタイプの日本家屋のお屋敷だよ。
実家の家よりさらに古民家、○○家旧宅みたいな国指定文化財だよ。
目が覚めて、どこだよのツッコミを散々したけど、自分の目線にも違和感があるよ。
明らかに低い。
んで、自分の姿を調べてみようとしたけど。
部屋を見渡しても、鏡なんてないから、手を見て、服装を見て、顔を触る。
子供だ。8歳児くらい?そんな気がする。
そして、着てるのは着物!?
着物だ。あんまり詳しくはないけど。
こんなの着る時代か?
あぁ、タイムスリップかな。
まぁ、ラノベは某小説投稿サイトを読んでますから、そう言う展開もわかるよ。
でもねぇ、実際になると、まるで言葉が出ない。
あぁ、転生したいと思っても、なったらなったで、困惑以外はありません。
そして、私は誰?
そんなことをひとしきり考えていると、
女性と男性と、男の子が入ってきました。
「大丈夫か?」
そう男性は問うた。
「やっと目を覚ましたのね?」
女性は、そう聞いてきた。
父と母だろう。
男性は髪をゆい、月代を剃っている。そして腰には刀。
お侍様だ。
まぁ、小さいが屋敷に住んでいるんだ。まぁ、それなりの身分だろう。
女性はつぎはぎのない着物を着て、台所に立っていただろう格好だ。
男の子は、こっちを心配そうに見ている。
「大丈夫です。ご心配をおかけしました。」
そう告げると、皆は驚いた顔をする。
驚いた顔で見る。こちらも困惑する。
しょうがないよ。だって、俺は誰?状態。
だから、敬語も使うし、探り探り、会話するよ。
それで、驚かれたら、こっちもびっくり、困惑です。
「えっと、転んで、頭を打ったが、狐が憑いたか?」
言われた。
「いえ、ただ少し記憶が曖昧で。」
そう答えた。
「そうか、もう少し休め。」
父らしき人が言った。
「そうね、それがいいわ。勝三」
母らしき人が言った。
「そうだよ、勝三は倒れたから休んだ方がいいよ」
男の子は言った。
「うん」
皆が出ていく。
父?らしい人の後ろにお付きの人がいた。家来かな?
それなりの家だな。やっぱり。
最初に数話を投稿したいと思います。
その後は出来るだけ早く、投稿していきます。