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解放  作者: もんじろう
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 各コミュニティ内での結束は、長い時間をかけて慎重に行えば異星人たちに気づかれずに出来る。


 でも、たかだかひとつの収容所や採掘場で反乱を起こしたとしても、その後はどうなる?


 異星人たちの部隊がやって来て、逆らった人たちを簡単に殺してしまう。


 この戦いに勝つには、各地の人々が同時に決起する必要があるんだ。


 出来るだけ大勢が暴れれば、異星人は全てに対応できず、それだけ反乱の成功率が上がる。


 他の収容所の人たちと連絡が取れない状況では、同じタイミングで行動を起こすのは難しい。


 けれど僕たちの持つ超能力は、その不可能を可能にする。


(皆、今までよく辛抱してくれた。ついに…ついに明日、正午に我々は作戦を決行する。大きな犠牲を伴うだろうが、このまま異星人たちに支配され続けるよりは、ずっと良いはずだ。誰1人、この決断に反対する者は居ないと信じている。そして、私とこうして連絡が取れる君たちは、各コミュニティの指揮官となり、人々を勝利へ導いて欲しい。諸君の健闘を祈る!)


 いよいよだ。


 明日、僕たちの自由をかけた戦いが始まる。


 収容所の真っ暗な部屋の床で眠ったふりをしながら、僕は興奮に身震いした。


 周りには大勢の仲間が眠っている。

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