表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
解放  作者: もんじろう
2/10

2

 おじいちゃんは異星人の、とんでもなくおぞましい顔にビックリして、泣きだしてしまった。


 部隊長は拡声器を口に当てて、流暢な僕たちの言葉で怒鳴った。


 後で分かったことだけれど、奴らは自動翻訳機を身体に埋め込んでいるんだ。


「お前たちは今日から我々の所有物になった!この星の全てを我々が管理する!以上だ、クソども!!」


 この日から、異星人の長い長い支配が始まった。


 捕まった人々は奴らが、そこら中に造った強制収容所に収監された。


 異星人たちは鉱山で希少な鉱物を産出するための労働力として、人々を使った。


 最低な労働環境下で酷使し、それでいて全滅することがないように、閉じ込めた状態でコミュニティは構築させた。


 僕は、その中で産まれた世代だ。


 物心がついた日から収容所と鉱山を往復する人生を18年間、続けてきた。


 異星人たちは常に僕たちを監視している。


 僕たちが協力して、反乱を起こさないようにだ。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ