三日目
⑦非現実の場合
先生「テスト返すぞー、はい青山ー」
修斗「うわ、マジかよ、今回ダメだったんだけど」
生徒A「お前良い時あった?」
修斗「いやないよ」
生徒A「いや断言すんな」
青山「うわー60点だーww」
スパァァァァン
修斗「ええええ?!」
生徒A「あ、青山パイ投げ食らってやがる」
修斗「いや何故冷静?!いきなり窓からパイ飛んできたんだけど!!おいこれテロ起きてるぞ!!」
先生「次、井上。」
井上「はい」
修斗「行くなぁ!」
スパァァァァン
修斗「井上エェェェ!」
生徒A「あれ、お前知らないの?80点以下だったらパイ飛んでくんだぞ」
修斗「マジかよ、知らなかったよ!でもこれ得なくね?デメリットしかなくね?!」
生徒A「俺パイ投げされてみたかったしいいや」
修斗「いやするほうならわかるけどされるほう?!その気持ちは理解できない!」
先生「次、修斗」
修斗「え?!もう?!はやくない?!」
スパァァァァァン
生徒A「どう?」
修斗「いやどう?じゃねーよ!!有無を言わさずパイ投げられたんだけど!テストまだ返ってきてないんだけど!」
生徒A「もう1回受けるんじゃね」
修斗「いやだああああああああああ」
修斗「ゆ…夢か……」
先生「授業中寝るんじゃねえ!」
スパァァァァァン
⑧ごっこの場合
修斗「なぁ」
生徒A「ん?」
修斗「ドラクエごっこしようぜ」
生徒B「いいよ」
修斗「いやー勇者来ないなー」
生徒A「いや何でモンスター側なんだよ!」
修斗「あ、そういえば俺らって生命保険入れんのかな」
生徒B「知らねえよ!」
修斗「このご時世、何かあった時大変だよなあー」
生徒A「なんかあった時なんて勇者に倒されるくらいしかなくね」
修斗「あ、勇者きた」
生徒B「マジか?!」
生徒会長「出たな魔物!」
生徒A「あんた何してんだ?!」
生徒会長「俺のダークサイドシャドウシャインアークソードの錆にしてくれる!」
生徒A「しかも中二病じゃねえか!」
生徒B「あと名前がすごくダサイ!!光なのか闇なのかはっきりしろ!」
生徒会長「ギガスラッシュ!」
修斗「ぶべらぁ!!」
生徒会長「やった魔王を倒した!」
生徒A「魔王だったんだ!」
生徒会長「ん?な、まさか…お前は…!」
修斗「そう、俺は第二形態とかがある系の魔王さ!!」
生徒B「第二形態とかがある系の魔王ってなんだよ!」
生徒会長「くそ、お前は第二形態とかがある系の魔王だったのか!」
生徒A「今もう1回言う必要あった?!」
生徒会長「くらえ!ギガスラッシュ!」
修斗「あべし!」
生徒B「同じ技かよ!」
先生「こうして世界には平和が訪れたのであった。」
修斗「あんたは…裏ボス!」
生徒A「もういーよ!」
⑨居眠りの場合
生徒A「くかー」
修斗「あ、授業中に寝てやがるよコイツ」
生徒B「お前今起きたんだろ」
修斗「ちょっとマジック貸してくんね」
生徒B「ほい」
キュッ キュッ
修斗「よし」
生徒B「おお、カールおじさん」
修斗「マヨネーズ貸してくんね」
生徒B「ほい」
修斗「俺が言うのもなんだけどなんで持ってんの」
修斗「よし」
生徒B「いややりすぎじゃね?!顔面マヨだらけになってるよ!」
生徒A「ムニャムニャ」
生徒B「ムニャムニャとか言ってるよ!起きろよ!」
修斗「よっと」
パタン
生徒B「教科書積み上げんのか」
修斗「うん全く起きない」
生徒B「すごいなコイツ!もう15冊はあるぞこれ!」
先生「おいそこ!うるさいぞ!」
修斗「いや生徒Aが起きないんすよ」
先生「なに?」
ヒュッ
サッ
生徒B「頭に教科書載っけたままチョーク投げを避けた?!」
先生「こ…コイツは間違いなく逸材だ」
修斗「まさかそんな才能があったなんて…」
生徒A(………起きづらっ!!)