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体罰教師の復讐  作者: 体罰シネ
2/2

体罰教師の過去 その弍

前回のあらすじ

嶋田は誕生日に校長からクビというプレゼントをいただいた。職を失った理由は嶋田が体罰をして、さらに無能だったがためにこうしてクビになった。しかし、体罰の事は誰も知らないはずである…ん?


嶋田は誕生日なのにかなり暗い気持ちだった。やけになって酒を飲んだくれた。

「このままだと家族を養って行くこともできない…というか、家族は知っているのか…?俺がクビになった事を…うっ、酒強い…よって来…た…おえぇぇぇぇ」


嶋田は家に帰った。玄関に入ると、娘が出迎えてくれた。

「パパ〜おかえり〜お誕生日おめでとー」

おお、可愛い我が娘よ!やはり苦しい事ばかりではなかった…嶋田は心からそう感じた。

しかし、その瞬間、クラッカーの音がした瞬間…

「or家おええ大江尾上家終え尾上合うorぁぁぁぁぁぁ…」

嶋田はそううめいて地面にうずくまってしまった。顔から血が吹き出ている。

「ふぅ、やはりクラッカーの火力をあげた甲斐があった。ガラスの破片も大量に詰め込んでやった。」

娘がボソッとつぶやく。

「な、なんだそれは…母さんはどこだ…?」

「ああん?誰に向かって口聞いてんだぁ?こらぁ!人にものを聞くときはなんていうんだぁ?てめえのオヤジに習わなかったのかよ?」

「な!?お前、父親に向かってなんて口を…」

「お願いしますだよぉクソジジイィ!」

「く、くそ…?」

「お・ね・が・い・し・ま・すぅだぁぁよおぉぉ!」

もはや可愛い娘の面影はなかった。

「お願…い、しま…す」

「お前の妻は出てったよ。私も出て行くけどぉ。このクラッカーは体罰教師のお前を殺すつもりでつくったんだがなあ。ちっ!仕方ねえ!とどめをさしてやろう」

そう言って、くしゃくしゃの離婚届の中からナイフを取り出した。

「ま、待ってください!体罰とは誰が言っていたのですか?教えてください。お願いします!」

「さあな…誰かはわからんが、胸毛がもじゃもじゃに生えていた男とだけは言っておこう。その男のいう事は、信ぴょう性があるものだった…

こんな体罰を隠して反省もしない糞教師にくらべたらなぁ!!!」

そう言ってナイフを振り上げた。

「さよなら!お義父さん(^_^)」

「ぐああぁぁぁぁぁぁぁんぱぁんちぃぃ…!」

嶋田は最後に思った。胸毛…いや、無奈よ!お前の仕業だったのか!許さねえ!地獄のはてまでお前を恨んでやる!呪ってやる!覚悟しろ!

そして、そんな事を思っていたのに嶋田は生きていた。こうして嶋田の復讐が始まろうとしていた。

後、わかっているだろうが、娘の年齢は5歳だ。


続く

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