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どうでもいい話

テキトーなホラを吹いて野良猫親子を助けた話

作者: 穂高貴志

 昔、働いていた会社の倉庫に野良猫が住み着いて子供を産んだ事が有る。

 社員達は親猫に弁当のおかずをやったりしていたのだが、社長は気に入らなかったらしく

「毒餌で駆除してやる」

とか言い出したので

「商家に猫が居着くのは縁起が良いって言うし、止めた方が良いのでは」

とかテキトーなホラを吹いて止めた。

「そうなのか?」

「いえ、多分店のネズミを獲ってくれるから、とかの迷信だと思いますが」

「そうか……」


 翌日から、社長はキャットフードを買ってきて与え始めた。

 とうとう最後まで懐かなかったが。


 しばらくして子猫達が少し大きくなって、いつの間にか野良猫一家は引越していなくなった。

 社長だけが何日か未練たらしく捜して廻っていた。

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