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【-完結-連載版】今年5歳になる愛娘が家出JKを拾ってきたが、飼うことは出来ないので通い妻にしてみた。  作者: 棘 瑞貴


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第18話 家出JKを見付けた。


「ひな、佐々倉さんの事どうするのが正解だと思う?」


 江本との電話を終え、一通り佐々倉さんの身に何があったかを察した俺は、ソファでどっしりと構えるひなのに声を掛けた。


 お前サングラス似合うな……


「ひなに難しい事は分からん。パピーはどうしたいんだ」

「そうだな……」


 俺はボスチャイルドと向かい合いながら心の整理を始めた。


 佐々倉さんとは出会って間もない。

 だが彼女の存在は既に我が家にとってとても大きなものになっている。


 突如出会った家出JKなのにな……


 家出JKは実はVtuberで、そんな女の子が通い妻になって、短いけど濃い数週間だったよ。


 俺はさ、あの子に個人的に特別な感情なんて本当に持っちゃいない。

 アラサーとJKだ。当然だろう。


 それ以前に俺には心に決めた相手が居る。

 

 だからこそ佐々倉さんは、あかりと良く似たあの子には、あかりに出来なかった事を全部してやりたいんだ。


 あの子が笑顔でこの家を出て行くなら言う事はなにもない。


 でも──


「……あのメール。もう俺とは会えませんって……あまりにも唐突過ぎるよな。あの子らしくもない」

「うむ」

「きっと、お母さんと何かあったんだろう。俺はさ、あの子の問題は全部解決してやりたいんだ」


 自分が何故ここまであの子に入れ込むのか、きっとあかりと似てるからってだけじゃないのかも知れない。

 特別な感情が無いのは今だけの事なのか──ま、今はそんな事どうでもいい。


 このままお別れだなんてごめんだね。


 突然の別れなんて1度で十分だ。


「ひなも手伝ってやるぞ」

「ありがとな。それに一度くらい挨拶が必要だと思ってたんだ。ひなの、行こう佐々倉さんの所へ」

「うむ!」


 俺はひなのの手を取り、はにかんでやる。


「で、佐々倉さんちってどこ?」

「やれやれだぜ……」





「はぁ……」


 一軒家である我が家の2階の角。

 そこが私の部屋。


 窓から眺める世界に特段変わった事はなく、ため息は増えるばかりです。


 昨日家に帰ってから母さんと沢山話し合いました。


 本当に沢山……


 結局、私の想いが母さんに届く事はありませんでした。


 詳しくは……今は考えたくありません。


 少し前の私ならきっとまた家を飛び出していたでしょう。


 ですが今の私には諒太さんが居ます。


 あの人はこんな私を見たらまた俺が何とかしてやるとか、気の済むまでここに居れば良いとか言ってくれるんでしょうね。


 ──だから私は諒太さんとはもう会わないと決めました。


 また迷惑を掛けてしまうから……


 諒太さんが倒れたのだってきっと心労もあったはずです。

 

 あの家は私にとって本当に居心地の良い場所だったから、甘え過ぎてたんです……


 だから、もう諒太さんとは──


『ひな、この辺か?』

『うむ。じぇーけーがひなの"庭"に来た時、家が近いとかで盛り上がってこの辺だと言ってたぞ』

『お前保育所の事、庭とか呼んでたのか』


 嘘……でしょ?

 窓の下に見えるのは諒太さんとひなのちゃん……?


 ……どうして……?


 ……あんな、あんな突然会えないとか送ったのに……

 今までのお礼もせず、あんな……事した、私を探して……!!


 私はいても立ってもいられず、窓を開けて叫んでしまいました。


「諒太さんっ、ひなのちゃんっ……!!」


 流れ落ちる涙が諒太さん達の元へ届いた時、2人がニヤっと笑いました。


『家出JK発見』

お読み下さりありがとうございます!


更新をお休みしてしまいすみませんでした!

人生初のぎっくり腰というのをやってしまい、マジで何も出来なくなってました……


明日からはきちんと更新致しますのでお付き合い頂ければ幸いですm(_ _)m

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