「醜いアヒルの子」みたいな書き方をしてしまう
はいどーも!
今月もまたまたやってきた!
なろうエッセイ界では「海物語のウリンちゃん」的存在!
家紋 武範でございます~。拍手~。
ね、レアな登場率だけど当たりもハズレも多いウリンちゃんに例えてみたけども~、効果はいまひとつ……。
(当たり前だろ)
さて、今回のテーマはこちら!
『「醜いアヒルの子」みたいな書き方をしてしまう』
ですね。
なんのこっちゃ。とあなたは言うでしょう。それはこういうわけです。
もう幼い頃から読み物として触れる『醜いアヒルの子』を知らない人はいないでしょう。
◇
お母さんアヒルの子どもたちの中に、一羽だけ汚い羽色の子どもがいるのです。
お母さんにも「なんでこの子だけ違うのかねぇ」と言われて、醜いアヒルの子は悲しみます。
そして『醜い』という辛酸をなめながらも、いつしか年月がたち、美しい白鳥を見て「お近づきになりたい」と思い、フラフラとその白鳥の元に近付くと白鳥に気付かれます。
「す、すいません、ボクみたいな汚い鳥が貴女のように人に近付いて!」と真っ赤な顔をして泳ぎ去ろうとしますが、その白鳥に呼び止められました。
「なにを仰います。貴方も美しい白鳥じゃありませんか。さあどうぞこちらのテーブルへ」と言われて驚いて下をみると、水に映った自分の顔は美しい白鳥だったのです。
アヒルの子と思い込んでいたものの、自分は白鳥の子だった!
醜いアヒルの子だった白鳥は、その声をかけた白鳥とその晩濡れました。
◇
というね。(なんだその最後)
別にストーリーはどうでもいいのですが、問題はこのタイトル!
『醜いアヒルの子』!
この書き方って問題だよね。もう昔から書かれてるから、そういうストーリーだって知ってるけど、このタイトルだと二つの意味になっちゃう。
『醜いアヒルの子』なのか、『醜いアヒル』の『子』なのかってとれるわけですよ。
醜いお母さんアヒルから生まれた子どもなのかっていう意味にもとれますよね。
だからこの際は『アヒルの醜い子』って書くべきだと思いませんか?
↑ここまでが前フリ。
ところで私も一応物書きなわけなのですが、一度書いたものを見直すと、この『醜いアヒルの子』現象がかなり多いです。
『かわいらしい公爵の娘マリアは──』
的なことを書いている途中から、いろんな情報が頭を駆け巡り、それをすぐに地の文に入れてしまうからよくない。
『かわいらしい王太子の婚約者である公爵の娘マリアは──』
て、書いて見直しもせずに投稿してしまうとあーら不思議。『かわいらしい王太子』の『婚約者マリア』になってしまう。
なんだ『かわいらしい王太子』って。男の娘的な王太子殿下になっちゃったけど違う。マリアだから。かわいらしいのは。
自分の書いたものを見直してみると、結構多い! その都度編集したりしますが、スゴい昔のものまでは手が回らないです。
クセになってしまってます。困ったものですね。これで中堅ユーザーだというのだから。
もしもそんなところを見つけたら教えてくださいね。ぺこりんこ。