2151-Nina-③
【次の日】
【村人は1人イノシシ狩りをするが、全く見つからず】
村人「もう、全く見つからないじゃん。ニナのやつどうやって狩ってたんだよ...。」
【それもそのはず、ニナは小さい頃から狩りをしていた為、視力は9を超えており、どんな距離でもイノシシを見つけることが可能になっていた。
弓も自分の使いやすいように改造されており、数百メートルまでは当てれるようになっていた。】
【そしてやっと何かを見つけ矢を放ち、矢は刺さったがイノシシではなかった】
「こいつ昨日見たやつに似てるな。またニナがなんか作ってるのか?とにかくこんな鉄くずなんて今は要らないんだよ。」
村人「あ~もうやめだ、こんなのやってられない。」
【そう言って、諦めて村に帰ってきた】
村人「ニナに任せようにも何故か寝てるし、とりあえず村長に報告しに行くか。」
「念の為にさっきの鉄くずも持っていこう」
【村人は村長の場所へ向かい、報告しに行った】
村人「失礼します。村長、ニナの代わりに狩りに行ってきました。」
【村長が何か焦った様子で村人の話を聞いた】
長(村長)「え?なんでお前が狩りに行ったんだ?」
村人「ニナが勝手に森林の奥に入って妙な物を作っていたので、家で待機させてます。それで代わりに僕が狩りに行ってました。」
長「なんで俺に言わないんだ!俺に言えば行ってたのに!」
村人「そんな急に怒らなくても!村長はいつも忙しそうなので、行ってきただけですよ!」
村人「そんなことより、これを見てください。」
【鉄くずのような物を持ってき、村長に見せた】
長「これは...もういい。」
【村長は、ため息を吐いた】
村人「なんですか?」
長「いや、何でも無い。ご苦労だった。明日からまたニナに任せるとしよう。」
村人「そうですね、あの子が居れば俺たちは生き残れる。」
長「そうやって自分の事だけを考えるんじゃない!ニナの事も考えてあげるんだ。まだあの子は8歳だぞ!」
長「それと昨日、イノシシを渡さなかったようだが、どうなんだ?」
村人「それは...。」
長「あの話は本当だったようだな。今日は昨日の分も入れてやれ。」
村人「分かりました...。」
【村人は、村長の家を出た】
長「...まだあいつも13歳だから、不満に思うだろうな、本当に申し訳ないと思う。」
「まあそんな事言っても、もう遅いか。」
「ニナが森林の奥に行ってしまった以上、誰かが突然変異とかでも起こさないといけない限り、俺たち(人類)に希望は無い...か。」
「そもそも俺があいつに自己判断で狩りに行かないように、言っとけば良かったな...。」
長「しかし親父は、なんでニナだけに狩りを行かせてたのか、未だによく分からないな。」
長「ニナはロボットが見えないから、ロボットも反応しない。しかし森林の奥に行ったらロボットが見えるようになって、ロボットも反応するようになる可能性がある。」
長「それだったら最初から森林前の偵察ロボットの存在を他の人に教えて、俺が検知されない方法も教えて森林の奥に行かせないように出来るのに、なんで存在すら教えるなって言われたんだ?」
【ニナのところへ向かう道中】
村人「あの時なんでため息を吐いたんだろう?あんな村長見たこと無いし、不安だな...。」
【と、考えながらイノシシを持って、ニナの所まで歩いていった】
【そして、ニナのところへ到着し、イノシシを渡す】
ニナ「なんでイノシシを?」
村人「俺が悪かった、すまなかった。これは昨日と今日の分のイノシシだ。」
ニナ「いいの?!こんな1匹丸々貰って!」
村人「あぁ、いいよ。村長がそう言ったんだ。」
【その後、ニナは昨日と今日の分のイノシシを食べた】
ニナ「あー久しぶりにお腹いっぱいイノシシ食べたわ!」
ニナ「明日からまた頑張らなきゃ!」
【そうして、今日の出来事を何も知らないニナは幸せそうに寝た】