聖夜の属性、それは...
こうして、冒険の仲間が増えたわけで、めでたいのだが,問題がーつある。 麗華だ。驚くほど絵夢を
いじめ到す。それが昼だけなら良いのだが、夜もなのだ。うるさくてしかたがない。
「ねぇ、すごいうるさくない?」
「そうだね、ちょって文句言ってくらぁ」
「気つけてね」
はぁ、仲間が多くなるとこう言う問題が出てくるんだよなぁ, メンドクサイナッ
「麗華さんもう少し静かに……っ!!」
剣に手を伸ばしたその時
「ちょっと待ったーーーー!!!!」
「お、親方!!!!!!!!!」
「お、おう、ちょっとお前、いま仲間相手に剣抜こうとしたな?」
「いやでも、この人を止めるにはこれしか...」
(強打)「馬鹿野郎!!お前VRVS知らないのか!?」
「は?VRVS?」
どうせVRでなんかやるんだろ?ったく、VRでいいじゃん、VRで。
「説明しよう、VRVSは、バーチャルリアリティバトルシステムの略だ、これをつけて戦うと、敵を傷つけることなく、対戦できるんだぜ!」
まぁ、そんなこんなで戦闘が始まったのだが...
「聖夜、覚悟しなさい!」
(HP-10)「わぁぁああああっっっっっっ!!!」
「「ゲームセット!」」
「もう一回!!」
「しょうがないわね」
---------そのわずか数分後----------
「麗華!これで終わりだ!!!」
「そんなもの効かないわ、カウンター!!」
(HP-all)「ぬぉぉぉぉぉっっっっっっ!!」
そのあと、どれだけ戦ったか覚えていない、
こんな不毛な戦いが朝まで続いた......
まぁ、これだけ戦ったのだから、麗華の酔いも覚め、体力は限界を迎え、2人ともその場に倒れ込んでしまった。なんなんだよもう!
「聖夜???せーいーやー?」
「わわっ!恋葉?何?」
「何じゃないよ!行ったっきり帰ってこないから巻き込まれて死んじゃったのかと思ったじゃん!」
「あぁごめんごめん、ちょっとゲームにハマっちゃって」
「聖夜...こっちの世界にきてもそうなのね、全く...覚えてる?今日はダークネスストーンを錬金しに行くんでしょ!」
「あーそーだったねーショウガナイイクカ...」
「親方ー」
「おう!またあったな!VRVSはどうだったか?」
「めっちゃよかったけど、ハマりすぎて倒れましたw」
「がっはっはっはっはっはっ!適度にな!」
「すんません」
「なぁに、楽しむのが一番だ、それより、錬金するらしいじゃないか、まぁ、いいのだが、闇属性を付加するとなると、難しいことが起こるんだ、よく聞け、属性がつけられた武器はな、扱う人の属性と一致しないと使えないんだ、前闇と言っていたが、正式に認められたものじゃない。正しい手段を踏んで、検査しなければならない。」
長い!長いよ!どうでもいいから早く検査して欲しいけど、正しい手順って、まさか...
「親方、検査にその拷問道具みたいなの使うわけじゃないですよね...?」
「あぁ、それだ」
「嘘でしょ!?」
手に穴開けるやつだ....絶対痛いじゃん
「まぁ、観念しろ。手を置け。」
僕はおそるおそる手を置く
-------ガシャン!!!
「わぁぁぁぁぁぁぁ!!!!(泣)」
あれ、痛くない。なんだぁ、痛くないじゃん.....................................あっつ!!!!!!!
僕は親方に涙目になりながら必死に助けを求める、しかし親方はそっぽを向いて全く見向きもしない!痛すぎて声も出ないし、もうどうすることもできなかった。そんなこんなで、検査は終わった。入れた手には、なにやら模様が描かれていた。
「親方これは?」
「属性のマークだ。そのマークが証明書になる。あと、マークによって属性の強さが決まるのだが...こんな複雑な模様見たことがない。闇属性でも、考えられないほどの力があるのだろう。」