8.どこから突っ込めば良いのでしょう
「ス、ステータスオープン」
ーーヴォン
呪文を唱えると、目の前に半透明のモニターの様なモノが浮かび上がった。
おぉーリアルステータスウィンドウだ。
どれどれ……
========================
[名前]:ユーキ・フォン・アンダルシア
[年齢]:五歳
[性別]:女性
[種族]:普人族(?)
[職業]:子供
[称号]:聖女の愛し子
勇者の愛し子
神の謝罪を受けし者
神力を授かりし者
天運を味方に付けし者
[Lv]:1
[体力]:1,000/1,000
[魔力]:50,000/50,000
[魔法]:属性魔法(火水風地氷雷光闇)
無属性魔法
空間魔法
時空魔法
創造魔法
召喚魔法
生活魔法
[スキル]:ナッキー(ON/OFF)
並列思考
天眼
天運
アイテムボックス
経験値倍増
限界突破
・
・
・
「あわわわわわわわぁぁぁ、クローズ、クローズ!」
ヤバい、ヤバすぎる。
こんな他の人の目が有るところで開いちゃアカンやつや。
幸い神官様は向こう向いてたし。
爺さま、婆さまは……うん。帰ってから考えよう。
「え、えっとぉ、あたしちょっとつかれちゃったみたい。もうおうちにかえりたいなぁ」
「そ、そうじゃな、この後街に連れてったろうと思っとったが、ユーキも初めての転移で疲れたみたいだし、このまま家に帰ろうかね」
「そうしようかね、街はまた連れて来てあげれば良いしの」
こうして私たちは真っ直ぐ家に帰ることにした。
初めて街に出たから散策も楽しみにしてたけど、それどころじゃ無くなったよー
ーーそそくさと立ち去る三人の後ろ姿を見送る者がいた。
「……あの方達は、もしや……」
◇◇◇
取り敢えず、自分の部屋に帰ってきましたー
森の中なので居間と部屋二つと物置、後は外にトイレと言う名のただの衝立と穴があるだけのこぢんまりとしたお家です。
生活魔法の清潔があるからお風呂に入らなくても良いし、トイレも処理は簡単なんだけどねぇ……
今のいままで魔法が使えなかったから婆さまに頼んでたんだけど、コレが地味に辛かったのよ。
五歳児なら何とも思わなかったであろう下の処理……精神年齢四十五オーバーのおばちゃんにはキツかったっす。うぅっ泣ける。
それにやっぱり元日本人としてはお風呂に入りたいよねぇ
どちらかと言えばシャワー派だった私ですが、それでも湯船には浸かりたくなるよ。
魔法が使える様になったら盥にお湯ためて絶対入ると決めたのだ!(盥というところがまた寂しいけどね)
と、今はそれはいいや。
えーっと、ステータスね……チラッと見ただけだけど、何かヤバい気がしたよ。
でも確認は大事。今は一人だしじっくりと検証してみよう。
よし、いくぞー
「ステータス」
========================
[名前]:ユーキ・フォン・アンダルシア
[年齢]:五歳
[性別]:女性
[種族]:普人族(?)
[職業]:子供
[称号]:聖女の愛し子
勇者の愛し子
神の謝罪を受けし者
神力を授かりし者
天運を味方に付けし者
[Lv]:1
[体力]:1,000/1,000
[魔力]:50,000/50,000
[魔法]:属性魔法(火水風地氷雷光闇)
無属性魔法
空間魔法
時空魔法
創造魔法
召喚魔法
生活魔法
[スキル]:ナッキー(ON/OFF)
並列思考
天眼
天運
アイテムボックス
経験値倍増
限界突破
心技体
大賢者
忍びの者
錬金術師
薬草術師
超回復
物魔攻撃無効
状態異常無効
地形ダメージ無効
形態記憶身体
ドレインマスター
クリエイトマスター
スキルマスター
エクスプローラー
マルチリンガル
良妻賢母
[加護]:聖女ママ神の加護
異世界神の加護
アークディア統括神の加護
========================
うん。どこから突っ込めば良いのでしょう(泣)