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さようなら日常、こんにちわ幽霊
私の日常は異世界とかけ離れている。
介護士として、朝、昼、夜と四勤交代の勤務をこなす毎日。
色々な施設を渡り歩いた。職場内でのイジメが原因で辞め、精神病になり辞め、虐待を通報してクビになる。
そんな環境に絶望しながらも介護しか脳が無い私。
それもそうだ、まともに続いた仕事が介護しかないからだ。
飽き性で、何事も中途半端にしかできない私。
下手な正義感を持ってしまい、結果何も変えれず自分が解雇されるだけな私。
そんな無能、無才な私も一つだけ他の人とは違う物を持っている。
そう私には霊感があったのだ。