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インビジブル・トラベラー  作者: 瀬木ヒラユキ
第1章 仲間が出来るかもしれないサバイバル生活
3/24

無傷で倒したぜ!

更新は未定です。

筆者はなるべく矛盾などが無くなるように尽力する所存でおりますが、至らぬ点も有るかと思います。

もし、誤字・脱字や矛盾点などを見つけられたならば、教えてくださると幸いです。

よろしくお願いします。

と、いうことで、とりあえずの目標を考えてみた。



1.元の世界に戻る。

2.人を見つける。

3.ここがどこか知る。

4.レベル上げをする。

5.魔法を使う。



1つ目は、やっぱり必須だ。向こうには、家族とか友達とかを残している。もしもこっちの世界で骨を埋める事になっても、無事だ、という連絡だけはしたい。

あとは••••••いや、何でもない。



2つ目は、多少危険を冒してでも、この世界の人とコミニュケーションが取りたいからだ。

まだ異世界と完全に決まった訳では無いし(俺の中ではもうほぼ確定だけど)、それにこの世界の情報を少しでも知らないと、迂闊に動けもしない。



••••••まぁ、人がいて、言葉が通じるなら、だが。

確率的には結構低いんだけどね••••••うん、そこは異世界パワー(ご都合主義)でどうにかして貰うしか••••••



3つ目は、2つ目でも言った様に、この世界の事を良く知らなければ、意外な落とし穴に引っ掛かってしまうかもしれない。

今の俺にとって情報は命だ。



4つ目と5つ目は、まぁ、男の性とでもいうものだ。

折角異世界に来たのに、レベル上げもしない、魔法も使わないなんて、そんなのは男失格だ。

浪漫を追い求めないようでは男では無い。



それは置いておいても、やっぱり後一押し、これぞ異世界、という実感が欲しいところだしな。

まだ、魔法があるとは決まった訳では無いが、ステータスを見た感じ、MPとかあるし、魔法はある可能性が高い。

というか、魔法が無い異世界なんて異世界じゃない、と思う。



でも、下手な事をして危険な事になったら嫌だし、とりあえずは魔法の使い手を見つけて、使い方を教えて貰うまではお預けにしよう。それ、結構難易度高ぇな。



それに、この世界でも安心して暮らす事が出来るくらいの強さは手にしておきたい。

ドラゴンの脅威とかに怯えてずっと暮らしていくのはやだし。



うん、まぁこんなとこだな。

何時までもここでぐだぐだしていても仕方ないし、とりあえず移動するか。

危険かもしれないけど、そんな事を言っていたらきりがない。



と、いうことで、念の為少しだけ身体の動きを確かめ、移動する事にした。



••••••それにしても凄いな、この身体。

地球にいた頃の10倍以上は身体能力上がっている気がするんだけど。レベルアップって結構凄いんだな。

あ、それと、力は意識しない限りは出ないらしく、日常生活に異常をもたらすことは無いようだ。便利だな〜。

••••••寝てる時とかは知らないが。



そして、ようやく身体の動きにどうにかついていけるようになったところで、俺は移動する事にした。



周りを注意深く見回して気付いたんだが、この草原、どうやら森に囲まれているみたいだ。

どこへ向かっても森みたいなので、1番森に近い方向に向かうことにした。草原にはぱっと見何も無いみたいだしな。



途中にLv.2とLv.3のスライムが一体ずつ出て来たので、蹴りで倒したところ、俺のLvと体術のスキルレベルが2ずつ上がり、鑑定のスキルレベルも1上がった。



••••••おい、レベル上がりすぎだろ。



そんなこんなで森に入った俺は、



「うわぁぁぁぁぁ!?」



早速変なモンスターに追いかけられていた。

そのモンスターの鑑定結果は、これだ。



※※※※※


ジャイアントワーム


Lv.13


HP:1400

MP:0

STR:175

VIT:175

INT:0

DEX:105

AGL:210


※※※※※



ふっふっふ、分かるか読者の諸君、そう、『鑑定』のレベルアップにより、俺はついに相手のモンスターの能力値を見られるようになったのだ!



••••••ではなく!



なんと、このモンスター、外見が名前のごとくデカイ芋虫なのだ。

それの何が変なのかって、コイツは一応昆虫の幼虫なのだから(多分)、大きさに限度があるたしかだ。

なのに! なんで体長が10M以上もあるんだよ! しかも速度速いし!

バケモンかよ! バケモンだったわ!



地球の生物学者達が思わず解剖したくなるような、異様な進化を遂げているデカイ芋虫(ジャイアントワーム)は、凄まじい速さで俺を追ってきていた。



しかし、このままでは直ぐ追い付かれるな。

俺もレベルアップして身体能力が上がったとはいえ、あの芋虫に速さでは負けている。

芋虫って速いんだな••••••



あ、因みに、俺の今のステータスはこれだ。



※※※※※


中島(なかじま) (いつき)


種族:人族


クラス:


Lv.8


HP:1920

MP:384

STR:160

VIT:128

INT:176

DEX:160

AGL:176


スキル:体術 Lv.4 鑑定 Lv.2


固有スキル:完全結界


加護:創造神の加護 異世界の加護


※※※※※



これを見て分かるように、アイツにはSTR、VIT、AGLで負けている。

幸いアイツはMPが無いので魔法は使えない、と思いたいが、俺も魔法は使えないので、実質性能的にはアイツの方が遙かに上だ。



今は森の木々の間を縫って、俺よりは小回りの効かないっぽいアイツに追い付かれずに済んでいるが、もしさっき居た草原のような障害物の無い場所に出ようものなら、一瞬で追い付かれて殺されるだろう。

というか、体長10M以上もあるアイツが小回りが効かない程度ですんでいるこの森の植生も随分おかしいと思う。



それはそうとして、どうしようか••••••

一応幾つかの打開策と呼べるものははあるにはあるが、どれもこれもリスクが高い。まぁ、1番無難なものを試してみるか••••••



そう決めた俺は、1本の大木に向かって走った。

当然の如く芋虫はついてくる。

それを尻目に、俺はギリギリで木を躱–––––

さずに突っ込んでいき、そのまま登っていく。



ここまでは狙い通りだ。



そして、芋虫も同じように突っ込んでいき–––––



大木をぶち抜いて倒した。

その後芋虫は停止し、きょろきょろと、俺を探すような仕草をとった。



俺は芋虫に気付かれないように、背後から落下しながら拳を握り固め–––––て殴るのは汚そうだから靴でガードしている足を構え–––––



一緒に落下してきた大木の一部を蹴り、芋虫から打ち出された、毒々しい色の液体を、間一髪で躱す。



–––––あっぶねー。アレで気付くのかよ。



そのまま地面に落ちた俺は、またもや飛んで来た液体を避け、一旦距離をとる。



正直、木をぶち抜くまでは予想の内だったが、あの奇襲に気付くとは思わなかった。

体格上倒すまではいかなくとも、少しはダメージを与えることが出来るだろうと思っていたが、どうやら俺の認識が甘かったみたいだ。

芋虫がここまで強いとは••••••



すいませんでした昔芋虫をいじって遊んでいた事は謝るので許して下さい見逃して下さい!

••••••と言っても、芋虫はまるで耳を貸してくれない。あ、いや、耳は持ってなかったか。



しかし、どうしたもんか。これを倒すまではいかなくとも、せめて逃げられるようにはしないと多分殺される。



芋虫は草食だったと思うが、コイツはどう考えても俺を襲っているし、『ジャイアントワーム』は、肉食なのかもしれない。

まぁ、殺したいだけかもしれないが。

初っ端から芋虫に喰い殺されて、俺の異世界人生終了、だなんて最悪だ。



奇襲とかが効かないんじゃあ、後使える手は–––––木を伝って逃げようにも木はこいつに破壊されて追い付かれるだろうし、倒すなんて論外だ。せめてリーチのある武器でないと、あの巨大さには勝てないな••••••



後は••••••この『完全結界』ってやつを使う、って手も有るが••••••

『完全結界』の使い方は何となく分かるし、俺の勘が、これを使えと言っている気がするんだよな••••••

勘に従うのは、ちょっとばかし抵抗感が有るが、とりあえず、無闇に突っ込んで行って殺られるよりはマシだ、という事で使ってみるか。

とやかく言っている場合じゃないしな。ここは俺の勘?を信じてみるとするか。



なんと言うか、イメージを具現化するような感じで使うようだ。

とは言っても、俺はイメージをするだけで良く、後はスキルが具現化とか色々やってくれる、みたいな感じがする。

俺は、取り敢えず物理的衝撃を中和するという某フィールドをイメージしてみた。



これが通じなかったら俺の人生は多分終わってしまうと思うのだが、不思議と失敗する、という感じはしなかった。

それは、既に成功している、という事を身体–––––いや、本能か–––––が理解していたからかもしれない。



そして、芋虫が撃った液体は、逃げずに突っ立っていた俺に当た–––––



らず、その直前に、まるで不可視の壁にぶち当たったかのように四散した。



芋虫が驚いている気配が伝わる。



••••••いや、そんな訳ないだろうが。芋虫だぞ。



俺には芋虫の気持ちなどは分からないが、芋虫はその後一瞬躊躇した後、また同じ様に液体を放ってきた。

流石はINT(知力)0の脳筋芋虫という訳か、A.○.フィールド(仮)で防いでいるのに、何回も同様の攻撃を仕掛けてくる。



ついでに言うと、ステータスを見るに、俺のMPなどは減ってはいない様だ。凄えな、この能力。対価無しかよ。賢者の石でも使ってんのか。



あ、ふと思い付いたんだが、コレをあの芋虫に撃ち込むとどうなるのだろうか。

コレはどうやら自分の意志、というよりイメージで動かせるみたいだし。



既に10回目は超えているであろう液体攻撃を弾くと、俺はこのA.○.フィールド(仮)–––––うん、もう言いにくいから省略して(仮)でいいや–––––を芋虫に撃ち込むと、芋虫の身体は弾け飛び、そこから–––––



••••••いや、無理っす。俺には表現できないっす。すんません。



なんか、この物体X、テレビだと、自主規制クンが出て来そうな感じにグロテスクになってるんすけど。俺の心の(仮)が破壊されそうなんすけど。



俺は、ただ単に第十のアイツに放った覚醒状態のあの攻撃をイメージしただけなのに••••••



肉体的なダメージは防いだが、精神的なダメージを思いの外くらった俺は、レベルアップしたよ〜♪的な感じのの音声を聞きながら自分のステータスを見た。



※※※※※


中島(なかじま) (いつき)


種族:人族


クラス:


Lv.18


HP:4320

MP:864

STR:360

VIT:288

INT:396

DEX:360

AGL:396


スキル:体術Lv.4 鑑定Lv.2 立体機動Lv.1 思考加速 Lv.1 身体強化Lv.1 精神耐性Lv.1


固有スキル:完全結界・・・【完全防御】【結界弾】


加護:創造神の加護 異世界の加護


※※※※※



なんで13レベルの相手を倒して18まで上がるんですかとか、何故か精神耐性入ってませんかとか、言いたい事は沢山あるけれど、一番気になったのは、この『完全結界』の横に書いてある、【完全防御】などとかいうヤツだ。

これらは多分、さっきの闘いで使った、(仮)や、第十(以下略)の事だろう。技名付いたのか。



とりあえず、元芋虫な物体Xから逃げるため、俺はここから離れる事にした。



••••••さて、どうしようか。



俺は、森の中をちょっと見た後、あの比較的安全そうな草原に戻って夜を越すつもりだったのだが、芋虫から逃げるために森のあちこちを彷徨った結果、草原への戻り方が分からなくなってしまった。



幸い、この世界に来たのが朝、今は昼らしいという事が、何故かこの世界でも同じように俺を照らしてくる太陽の位置で分かる。

この世界の太陽の動く速さとか、見える大きさとかは地球と同じくらいだ。不思議だな。



と、まぁそういう事で、夜までには安全そうな場所を見つけて、野宿したいところなのだが、



–––––あれ、これって『完全結界』使えるんじゃね?



と思い、試してみる事にした。

自分を囲む箱の様なものをイメージしてみる。



すると、靴の裏の感触が、地面のでこぼこしたものから家の床の様な平らなものへと変化した。どうやら発動したみたいだ。



成功したかどうかは分からないが。



試しに近くにある木に触ってみようとすると、俺が1M近くまで近付いた時に、木の下から2Mくらいが何の抵抗も無く抉れた。



••••••うん、成功みたいだ。ステータスには、【完全牢獄】って書いてあった。

何故か空気とかは入って来れていたり、なんか周りに虫っぽいものが転がっていたり、技名が物騒だったりするけど、もう気にしたら負けだと思う。




その後も色々やってみた結果、どうやらこれは寝ていても効果は持続するらしいという事が分かった。

とは言え、寝ている間に効果が切れるかもしれないので、油断は出来ないが。



一応対策は出来たが、まだ昼なのだしふらふら森を彷徨ってみる事にする。

その場にじっとした方が良いのは、助けを待っている者だけだ。

まさか地球から助けが来る訳ないだろうし、それなら動いた方が良いだろう。

よろしくお願いします。


※追記※

次も4日後になる予定です。


本文に書くことは私の文才の無さにより出来ませんでしたが、既にスライムの攻撃で減ったHPは回復しています。


現時点では、HPは1時間につき最大HPの1%回復するという設定です。


1日かけても24%しか回復しないのですが、私の唯一の取り柄の辻褄合わせ(こじ付け)でどうにかしたいと思います。


例えば、睡眠中は回復が速まるとか。


そうそう、寝る子は(大人でも)育つとも言いますし、睡眠は大切です。

こんなものを読んでいないで、睡眠時間を増やした方が人生得すると思います。

削られるのは、私の睡眠時間だけで良いのです。


••••••また、つまらぬものを色々と書いてしまった••••••

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