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365個の物語  作者: ひなた
卯月 嘘と本当
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卯月二日

  同じ色 君のほっぺと 花の色

    桜色染まる 恋も同色


 綺麗な桜の花を見上げて、僕と君は歩く。

 だけど、もちろん桜も綺麗なんだけど、僕にとっては君が何よりも綺麗だから……。

 だから、その、上を見るよりも、隣を見てしまいそうになるんだ。

 君に変に思われてはいけないし。

「「あっ」」

 堪えられず隣を見てしまうと、君もこちらを見ていて、ぴったりと目が合ってしまう。

 この照れくささを誤魔化そうとしてくれているのか、美しく飾ろうとしてくれているのか、強く風が吹き桜吹雪に襲われる。

 桜の花びらに覆われた君は、ますます美しく見えて、僕は天国へいるような心地だった。

 花びらが去ったその後も、君の頬は桜色に飾られたままで、愛らしくて仕方がない。

 この可愛らしい桜色こそが、恋の色というものなのだろうか?

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