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師走五日
カレンダー 見る間もなしに ひらひらと
一枚、一枚と、ひらひら消えていく日めくりカレンダー。
蝶のように美しく、舞い散っていくのなら良いのだけれど、やはりその美しさというのは儚さというのも含められているのだろう。
そうして目を逸らしていた。
目を逸らしていたなら、すっかり忘れてしまっていて。いや、忘れてしまえたのは喜ばしいことなのだけれど、それだけでなくて、なんというか、忘れてしまい過ぎていたとでも言うのだろうか。
すっかり、忘れていたのだ。
カレンダーを見る間すらないうちに、日々は過ぎ去ってしまっていた。
忙しくて、なくなっていて、過ぎ去っていて、残りの枚数は数えられるほどにまで減ってしまっていた。
なんと辛いことなのだろう……。




