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霜月三十日
白銀に 染まる白糸 霜月や
何もなくまま ただ白きまま
どこまでも、何もかもが、白いのです。
外の景色を見てみれば、雪が降ったとかそういうわけではないのですが、世界が白いものですから驚きだとは思いませんか?
まるで、魔法のようです。
世界全体に、いえ、私が見える世界全体に、美しい魔法が掛かったかのようなのです。
そして、私のためにそのようなことをしてくれる魔法使いは、たった一人しかいませんので、すぐにだれがしてくれたものかと思い当たりました。
興奮して声を掛けてみたなら、
「人の力で、そんなことができるはずがないだろ。ただ、そこまで大きな存在になれているんだってことは、嬉しいことだよ」
笑われてしまいましたが、嬉しそうにしてくれているのが私も嬉しいのです。
この白い世界で、白い心でいられるのは、貴方が守って下さるからなのですね。強く、そう思います。
つまり、簡単に言ったなら、大好きだってことですよ。




