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365個の物語  作者: ひなた
霜月 大好きを伝えたくて。
331/365

霜月二十七日

  もうこれが 終わりなのだと 言う頃に

     終えよ終われよ 終わらぬ頃に


 終わりにされてしまうくらいならば、自分で終わりにしてしまいたい。

 そんな気持ちを抱えることが、それだけで罪になるとは言わないけれど、今はどうなのだろうと思う。だって、本当に終わりが近くなっている今だから。

 終わりが遠いのならば、終えてしまえよと思うくらいには、別に構いやしない。

 今、僕が言っているのは、終わりが近いからこそなのだよ。

 こんなところで言えるかい?

「もうこれが、終わりなのだよ」だなんて。

 終わりなのだとしたら、終わりというのは実感が湧いてしまいそうで辛いじゃないか。

 現実とあまりに遠いくらいじゃなくちゃ、ね。

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