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365個の物語  作者: ひなた
霜月 始まりの終わりを飾る白
309/365

霜月五日

  輝くは 白く眩い 霜の月

   降らねど雪の 白さなりけり


 白という色は、シンプルながら、何よりも美しい色なのではないかと私は思っている。

 だってこれほどまでに、光り輝いて見える、素晴らしい色はないとは思わないか?

 思わないのか。そうか。そうかよ。まぁ少なくとも、私はそう思うのだから、思ったということにしておいてくれ。

 とにかく、私にとっていかに白という色が、美しく見えているかということが、わかってもらえたのではないかと思う。

 どのようにして、言葉で言い表したなら、この気持ちが伝わるのだろうか。

 いっそのこと、句だけを送った方が、伝わるというものなのかもしれないな。

 今日のような気分の日には、きっと、長々しい言葉なんて、相応しくなくって、ただ三十一字という限られた文字数の中に全てを含めることこそが、相応しいと言えることなのかもしれない。

 ならば今日という日のこの文は、これにて終わるとしておこうか。

 余計な言葉で想像力を邪魔するよりもその方が望ましいさ。

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