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365個の物語  作者: ひなた
霜月 始まりの終わりを飾る白
307/365

霜月三日

  文化の日 読書の秋に 捲るのは

    国を作りし 憲法の書を


 文化の日って、何の日だっけ?

 えっと、憲法が公布だか発布だか、まあわかんないけど、とにかく憲法がどうこうした日なんだよね。

 というわけだから、せっかく、読書の秋ともいうわけだし、日本国憲法を読もうと思ったってわけ。

 読んだからって、意味を理解できるとは思わないんだけど、だってほら、せっかくこの季節なんだから。せっかくこの日だし。

 そのために用意された日なんじゃないかなぁとか、思わないでもないわけで。

 えっへん、私って、真面目なものでしょ?

 みんなも私を見習って、勉強熱心な勤勉ちゃんになるべきね。

 それに、憲法って、思ったよりも面白いかもよ。

 知ってみると面白いっていうか、知るうちに面白いっていうか、ほんとに、そういうこともあるから読んでみなよ。

 おススメよ、私は知らないけど。

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