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365個の物語  作者: ひなた
長月 涼しくなりて
260/365

長月十七日

  伸びた髪 あの日の貴方と の距離かな


 貴方が知っている私は、ショートカットだったよね。

 ずっと髪は短くしていたから、今の、ロングの私を見たら、きっと貴方は驚くと思うの。だれだかわからないと思うわ。

 実はね、貴方がいなくなってしまってから、一度も髪を切っていないのよ。

 だから私はすっかり髪が長くなってしまったの。

 元々、ショートの方が楽で好きだったんだけど、こうやってしているのも、女の子らしくて良いかなって思って……。それにね、貴方と一緒にいるときの私と、貴方と一緒にいられない私とでは、私は違う人間でいたかったの。

 だって貴方といるときには、貴方だけの私でありたいから。

「ははっ、長い髪を梳くのにも、すっかり慣れてしまったわ」

 帰って来ない貴方を思い出して、一人、呟くの。

 晴れたままの秋の天気は、一向に変わらないままだし、同じ風向きで窓からずっと入って来るわ。

 そして私の女心だって、貴方に会えなくなったって、ちっとも変わりやしないのよ?

 ちっとも、変わりやしないのよ……?

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