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365個の物語  作者: ひなた
長月 涼しくなりて
258/365

長月十五日

  安らぐは 秋の夜更けの 虫の声

    昼の日差しも 忘れ得るかな


 夏の虫の声というのは、実に五月蝿く鬱陶しいものなのに、秋の虫の声というのは、どうしてこうも風流なものに感じられるのだろうか。

 まだ昼間には暑さも残っているけれど、陽が沈んでしまったなら、涼しく過ごしやすいものだ。少なくとも、蒸し暑さ、というものはない。

 それにしても、心の安らぐような、美しい声である。

 こんなにも美しい声で鳴く虫がいるのなら、他の虫も、これを真似て美しい歌声を披露してくれたなら良いものを。

 暑苦しい昼間の日差しだって、これほどまでに涼やかな夜があったなら、忘れてしまうこともできるのだろう。

 忘れてしまうこともできるのだろう。

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