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365個の物語  作者: ひなた
長月 最高の青春を
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長月十日

  疲労こそ 達成感と 楽しみを

    若いその身に 刻むものなり


 疲れた、そう言う彼女の表情は、深い達成感に満ち溢れているようだった。汗は美しく輝いて、楽しそうに自然と目が細められていた。

 あぁ、彼女は若いのだ。

 私にはわかりえぬ、大きな夢を抱えているのだ。

 夢を、希望を抱えて、将来をその穢れのない目で見据え、その純粋さで全てを楽しんでいる。全てにおいて輝きを映している。

 このような頃が私にもあったのだろうか。

 ネガティブの自覚はあるけれど、過去を振り返ることは好きじゃなく、現在か未来を見るようにしている私。けれど、彼女が生きる青春という場所には、そのような姿を見せられては、思わずにはいられない。

 疲れるほどに楽しめる、そんなことが、私にもあったろうか……。

「もう本当にヤバい。マジ最悪。超ヤバい。神並みに、終わってるw」

 彼女の言っている言葉が、何語であるのかは、残念ながら私には理解することができなかった。

 一つ言えることと言えば、この最悪という言葉が、最も悪いという意味ではないということだろう。

 だって彼女は。だって彼女の瞳は、光しか映さず、闇というものを知らないようだったから。

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