葉月二十二日
実に早や 一月が経つ 夏休み
ラストに重なる 遊んだ代償
なんと早いことだろうか。
もう夏休みが始まってから、一カ月もの時間が経過してしまったようである。つまりは、残った夏休みの日数は……なんて考えちゃいけないね。
それよりも考えなければいけないのは、宿題、というものである。
もちろん、終わっていない。終わっていないどころか、手を付けてもいない教科が多数存在する。
どうしたものか。
今まで遊んで来たのだから、計画的にやらなかった僕が悪いと言われれば、それはそのとおりである。
だけれど、遊べる期間に、もう宿題をやろうというのは……どこか悲しい気がしたんだ。
計画的に宿題をしているなんて、とんでもなく、偉くて素晴らしくて、理想形なのだろうと思うしわかっている。
それなのに、僕は魅力的には見えないのだ。
夏休みが終わってしまうことを、まだ認めたくないと思っているから、なのだろう。
認めたくなくても、終わってしまうのに。
どんなに僕が否定しても、現実は残酷なのに。
ずっと休みでいたいとは思わない。なぜならそれは完全なる無職状態だから。
それでも、あともう少しだけ、夏休みの過ぎ去るのを、ゆっくりにしてくれたならとは思うじゃないか。
そういった思考に憑りつかれている人は、きっとみんな僕と同じ道を辿っているはずだ。
夏休みの終わりが目の前に見えるそのときまで、宿題はやりたくない。遊んでいられる間は、遊びたい、遊ぶんだと。
たとえ最後に苦しむことがわかっていようとも……っ!
そういうことだから、今日はまだ、遊んでいたいかな。
宿題は明日やるからさ。そう、明日から始めるよ。




