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365個の物語  作者: ひなた
葉月 終焉の虚しさ、残るものはただ……。SHUKU☆DAI
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葉月二十二日

  実に早や 一月が経つ 夏休み

    ラストに重なる 遊んだ代償


 なんと早いことだろうか。

 もう夏休みが始まってから、一カ月もの時間が経過してしまったようである。つまりは、残った夏休みの日数は……なんて考えちゃいけないね。

 それよりも考えなければいけないのは、宿題、というものである。

 もちろん、終わっていない。終わっていないどころか、手を付けてもいない教科が多数存在する。

 どうしたものか。

 今まで遊んで来たのだから、計画的にやらなかった僕が悪いと言われれば、それはそのとおりである。

 だけれど、遊べる期間に、もう宿題をやろうというのは……どこか悲しい気がしたんだ。

 計画的に宿題をしているなんて、とんでもなく、偉くて素晴らしくて、理想形なのだろうと思うしわかっている。

 それなのに、僕は魅力的には見えないのだ。

 夏休みが終わってしまうことを、まだ認めたくないと思っているから、なのだろう。

 認めたくなくても、終わってしまうのに。

 どんなに僕が否定しても、現実は残酷なのに。

 ずっと休みでいたいとは思わない。なぜならそれは完全なる無職状態だから。

 それでも、あともう少しだけ、夏休みの過ぎ去るのを、ゆっくりにしてくれたならとは思うじゃないか。

 そういった思考に憑りつかれている人は、きっとみんな僕と同じ道を辿っているはずだ。

 夏休みの終わりが目の前に見えるそのときまで、宿題はやりたくない。遊んでいられる間は、遊びたい、遊ぶんだと。

 たとえ最後に苦しむことがわかっていようとも……っ!

 そういうことだから、今日はまだ、遊んでいたいかな。

 宿題は明日やるからさ。そう、明日から始めるよ。

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