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365個の物語  作者: ひなた
葉月 夏だから、いろいろ楽しみたいじゃない?
233/365

葉月二十一日

  運命うんめいを たがえてつる なみだとも

   はかなゆる 線香花火せんこうはなび


 花火というのは、華やかであるのに、なんとも儚いものだろうか。いや、華やかであるからこそ、こんなにも儚いものであると言えるのだろうか。

 運命。そんな言葉で片付けられてしまう、人間の性というものも、あぁ、華やかに遊ぶ人に限って、呆気なく、なんとも呆気なく消えてしまうものなのだろう。

 儚さよ。

 何事も変わらないものはないのだと、かの平家物語でも幾度も告げられているけれど、それを認めるということは、ひどく悲しいものである。

 どうしてしまおうか。どうしてしまうのが正しいのであろうか。

 線香花火を見詰めていると、気持ちが切なさに締め付けられるのであった。派手な花火よりも、こちらこそを、人らしく、夏らしいものとも呼べるのかもしれない。

 しゅっと、僅かな音とともに消えた線香花火に、音もなく僕の涙が落ちた。

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