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葉月二十日
指先の 重なる絡まる 感触に
高まる体温 残暑なりけり
なんと言ったら良いのだろうか。
彼女も幸せそうにしてくれているし、そもそも彼女から誘ってくれたことだし、僕は悪いことをしたわけではない……のだと思う。
だけれど、なんというか、罪悪感というのだろうか。
あまりに幸せだったせい、というのもあるのだろう。罪悪感が胸を埋め尽くしてしまっていけない。
というか、誘ってくれたとかいう、こういう言い方もなんだか生々しくて良くないね。
昨夜の彼女は随分と積極的だったな、って、何を考えているんだ僕は。
「ん、どうかした?」
意識しているのは僕だけなのか、彼女はいつも通りの顔。
初めてだったんだから、次の日くらいは、だってしょうがないじゃないか。
指先が重なって、絡まって、ただそれだけのことなのに、ドキドキしちゃっていけない。イケナイ……、って、何を考えているんだってば僕!
高まってしまう体温は、完全に期待していると思う。
も~ぉ、無理だよぉ。




