213/365
葉月一日
夏空を 見上げて伸ばす 白い腕
夏の眩しい空を見上げて、そっと君は白い腕を伸ばす。
太陽を掴もうとしているかのように、そして僕には、本当に君になら、太陽さえも掴めてしまえそうに思えてしまう。
太陽の光を反射して輝いているように見える。ああ白く、月のような姿。
それなのにどうして、太陽よりも強く輝いているように見えるのだろうか。
強い輝きを放ち、美しく世界を照らしてくれる、太陽に変わるもののようにすら思える。
太陽を掴もうと手を伸ばしているのは、宣戦布告のようなものでもあるのか。
いろいろ思ったけれど、ぽつりと呟いた君の言葉により、全てが明かされた。
「眩しいわぁ」
太陽に向かって手を伸ばしていたのではなくて、眩しいから、日差しを遮るために手を掲げていただけ、ってこと?
まあ、普通に考えたらそんなもんだよね。




