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365個の物語  作者: ひなた
文月 楽しい夏休み
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文月三十一日

  暑ささえ 嬉しくなるよな 熱さかな


 寒いのも苦手ですけれど、やはり暑いのも辛いですね。

 それに、私は汗を掻く方ではないのですけれど、貴方がひどい汗かきなものですから、部屋の中が汗臭くなってなりません。

 嫌いじゃ、ありませんが……。

 このようなことを思っている私は、まるでド変態です。

 いくら大切な貴方のものとはいえ、汗の臭いにまで、その……そのようなこと……うわぁ、恥ずかしいです。

「顔が赤いようだけど、どうかしたか?」

「どうもしません。なんでもありませんから、今は、近付かないで下さい」

 何を言っているのでしょうね、私。

 心配してくれる貴方を押し返したのですけれど、そうしたなら、ますます心配させてしまったようです。

 そのようなお顔をされては、まっすぐ見られなくて困ります。

「…………えっろ」

「なっ、何を仰いますか! もうっ、暑さに頭がやられたんじゃないですかっ!」

「え、今、声に出てた? ごめん、それ本音」

「もう馬鹿っ。でも、貴方がもっと私をそうさせて下さるのでしょう? その、……エロく」

 暑さに頭がやられてしまっているのは、私だって同じことのようですね。

 それか、完全に貴方に流されてしまったということでしょうか。

 なんてことを言っているのでしょう。恥ずかしくて、消えてしまいたいくらいです。

 ですけれど、貴方が熱くなっているのが、間近で感じられることは、とても嬉しいです。

 気を狂わせているようではありますが、私も被害に遭っているとはいえ、貴方のそういったところを見せて下さったのですから、この暑ささえ嬉しさに繋がるのかもしれませんね。

 嫌ぁ、やっぱり恥ずかしくて無理です。

 今日のことは、全部、忘れてほしいですぅ……。

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