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365個の物語  作者: ひなた
文月 楽しい夏休み
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文月二十五日

  人多し ちっとも涼しく ないプール


 夏休みに入ったということもあって、プールは身動きが取れなくなるほどに混雑していた。

 わたしがプールに行きたいと思ったように、他の多くの人も、プールに行きたいと思ったのだろう。

 暑ければ少しでも涼めそうなところへ行きたいし、寒ければ少しでも温まれそうなところに行きたい。または、暑くなければできないこと、寒くなければできないことを楽しみたい。

 そういった気持ちは、みんなが当然のように、共通して持っている。

 混んでいるだろうとは思ったけれど、まさかここまでとは思わなかった……。

 こんなに人が大勢いては、楽しめもしないし、反対に暑くて涼めもしない。

 混んでいるだろうなぁ、って、思いはしたよ? 思いはしたけども!

 だってここまですごいとは思わなかったんだもん。

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