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文月十四日
服に髪 汗でべたつく 季節かな
汗ばむ、だとかそういうレベルじゃない。
この暑さでは、何も出来たもんじゃない。
だって本当に暑くて仕方がないじゃないの。
服が体にくっ付いて、べたべたとして、座っているだけで地面が濡れてしまう。
手も机についてしまうものだから、勉強だって出来ないし。
出来ない。暑くて何も出来ない。
気力とか精神面でも何も出来ないし、汗でどうしても出来ない。
物理的にも無理じゃないのよ。
暑いにも限度があるってもの。
この季節、冬眠ならず、人は夏眠をするべき。
かみんというと、仮眠という漢字変換をしてしまいそうなところだけれど、そういった固定観念から抜け出そう。
そうして我々は、生きていくのだから。
こんなに暑かったら、人々は絶滅してしまうよ。本気で。




