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文月十二日
訪れる 夏の最初の この夢の
山の隙間の 波の流れかな
これこそが夏というものだ。
暑さが辛くはあるけれど、夏という季節がなくなってしまったなら、人が燃え上がることは出来ないのではないかと思う。
というのも、熱血と分類されるような人でなくとも、夏の暑さに感化され、どうにも熱くなってしまうということからくる話だ。
夏の始まりという頃には、夢を見てしまうものではなかろうか。
明るくポジティブになれるような、楽しい季節が訪れる前なのだから、夢の中でもその訪れを待ちわびてしまう。
その楽しさにおいては、辛さなどというものは関係しないのだ。
山を流れるこの川と、続く広大な海との中で、夏は完成されていく。
今が夏の真っ盛りなのだけれど、これよりさらに盛り上がるのが、僕は楽しみで仕方がない。
のぅ、そうでしょ?




