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365個の物語  作者: ひなた
睦月 日常を取り戻しつつあるという幸せ
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睦月十八日

  雪が降る 今年初めて 降り積もる

     正月中なら 喜べたのに


 寒いのはいつものことだけれど、今日は特に寒いな。

 そう思って窓の外を見てみれば、雪が降っているではないか。道理で寒いわけだ。

 この様子だと、降り積もっていくんじゃないかな……。

 雪はそこまで珍しいものではないが、毎日のように降っているほどでもない。

 降り積もることは、年に一回くらいしかない。逆に言えば、毎年一回くらいはあるってことなんだけどね。

 でも雪の中だと、自転車なんて使えたもんじゃないよな。

 自転車通勤していると、こういうところが不便で仕方がない。

 そりゃまあ、車だとしても、雪による危険はあるだろうよ。免許を取っていない僕だけど、車が楽になるだけの、便利な道具だとは思っていない。さすがにね。

 ただ、自転車ってそのまま寒いし、そのまま暑いじゃん。

 車は外の気温に、乗っている人は影響されないだろ? そこはいいよね。

 滑るんだろうな。寒いんだろうな。

 明日、目が覚めたらきっと、雪が降り積もってしまっている。

 早く家を出ないと、危険だろうし遅刻もしかねない。

 なんで今さら降るのかな、雪。

 だって正月中に降ってくれれば、雪遊びとかもたくさんできたじゃん?

 従兄弟にちびどもがいるから、一緒に雪で遊ぶ相手はいる。とりあえず、一人で寂しくってことにはならないはずだ。

 まあとにかく、明日は普通に仕事だから、雪遊びはできない。

 もう! 雪はお正月に降らせてくれないと困るんだけど!

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