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365個の物語  作者: ひなた
水無月 春と夏の狭間で
177/365

水無月二十六日

  ゲロゲロと 蛙が歌い 踊りけろ

      特別ステージ 雨のハーモニー


 外から蛙の合唱が聞こえてくる。

 だれかが蛙の合唱を歌っているわけではなくて、蛙たちの合唱が、聞こえてくるという意味である。

 不思議と煩いとは思えない。

 それどころか、もっと聞いていたい、素晴らしく美しい合唱とすら思えてくる。

 蛙の合唱に脳が浸食され過ぎて、助動詞がけろに変化してしまったくらいだもの。

 けろじゃあ過去形には変換されないだろうから、仕方がないから今僕は、現在のこととして話している、というわけなのだよ。

 それなら実際、過去の話だったのかって?

 そんなこと、どうだっていいじゃないか、ははは。

 とにかく、僕のいる場所は、特別ステージの特別席なのだよ。蛙の合唱を、最も近くで堪能できている人間が、僕なのではないかと思う。

 ハーモニーを奏でている、雨音もなかなかに粋なものである。

 心が浄化されるような、素晴らしい調べである。

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