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365個の物語  作者: ひなた
皐月 春の風、吹き去りていく。
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皐月二十一日

  鼻先を 撫でる優しい 春の風


 髪を揺らす暖かな春の風が吹く。もうそんな季節は終わってしまったかと思ったのに、まだ、春は春であるということらしい。

 三月の風とはまた違う。

 けれども同じ春らしさを持つ、五月の風というものをたしかに感じた。

 緑色の葉、夏の近付いていることを知らせてくれる。

 目で、皮膚で、春から夏へ向かっていく、爽やかな季節を感じさせてくれる。

 鼻先を掠めて抜けていった、その風は特に春らしく、暖かくて優しさというものがこもっていた。優しさで包み込んでくれるような、そんな力を持っていた。

 春の香りはふわりと香って、心の奥底から癒してくれるのであった。

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