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皐月十三日
春の日は 夢の船人 忙しなく
終日人の 途絶えなきかな
春というのは本当に、だれしもが睡魔に襲われて、それに勝てるものはごくわずかほどしかいないのだろう。
どんなに起きていようと努力したところで、強力な睡魔に、普通の日とは勝てるはずがない。
夢の世界へと旅立とうとして、けれどもそれはいけないことだと、現実へ意識を戻そうと試行錯誤する。夢と現とを、忙しなく行ったり来たりするのだ。
それはどれほどまでに真面目そうな人であったとしても、同じことであろう。
睡魔に勝利する強さを持っているからと言い、睡魔が発生しないわけではないのだから、目を覚ますその人々は、睡魔と戦闘し勝利するだけの力を持っている勇者なのだ。そうに違いないのだ。
だけど本当に、春の日というのは心地が好くて、眠りたくもなってしまうよ。
夜はしっかりと眠っていたとしても、この暖かい日差しにはお昼寝もしたくなる。
……………………おやすみ。




