表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
365個の物語  作者: ひなた
卯月 進級、一月、ぼっちです。
116/365

卯月二十六日

  理想から 離れゆくのみ 現実よ


 モテモテ。とまでは行かないけれども、友だちに囲まれてクラスの中心にいる、というのが理想だった。

 人間と一緒にいられるなら、異性じゃなくたって、同性だって十分に嬉しいに決まっている。

 正直に言えば、恋よりも友情が欲しい。

 恋心なんて、どうせ続きはしないんだからね。

 そもそも恋をしたことがないから、あくまでも推測の枠は出ないけど。

 とにかく! 私はクラスの中心、いやせめて、隅っこから離れたい。

 誰かと一緒に食事を取るという行為に、憧れてやまないのである。

 そんな理想から、現実はどんどんと離れていく。

 距離が遠かったとしても、一定距離を保てていたならば、努力で少しずつでも近付けるような、そんな気がしないでもないような、そんな感じを微妙にだけど感じられるじゃないの。

 だけど離れて行ってたら、少しずつ近付く努力をしても、結局は離れているということ。

 もうまじ恐怖。

 理想を叶えたいの。私が何をしたって言うの?

 どんどん離れていく、辛い現実。

 私がいけないのだろうか……?

 もう嫌だ。本当に、もう嫌だ、なんだしもう!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ